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都井岬 といみさき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

都井岬
といみさき

宮崎県南部,日南海岸南端にある岬。串間市に属する。古第三紀に属する砂岩と頁岩から成る標高 300m内外の山地が太平洋に約 4km突き出し,周囲は絶壁をなしている。付近の海はトビウオの産卵地。芝草と杉の疎林がなだらかに広がる岬の先端に灯台,灯台下に御崎神社がある。周辺のソテツ自生地は特別天然記念物。岬の山地には約 150頭の岬馬が生息し,天然記念物に指定。道路や宿泊施設が整備され,日南海岸国定公園の中心地の1つになっている。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

都井岬

岬馬とその生息地42ヘクタールが国の天然記念物。1697年、高鍋藩秋月家が藩営牧場として軍馬や農耕馬を生産したのが始まりとされる。明治時代の1884年、村人に払い下げられ都井御崎(みさき)牧組合が発足、維持管理を続けている。牧野全体で560ヘクタールあり、うち草地が約100ヘクタール。

(2012-08-29 朝日新聞 朝刊 宮崎全県 1地方)

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百科事典マイペディアの解説

都井岬【といみさき】

宮崎県南端,串間市にある岬。低い山地で,東岸は急崖をなし,先端の標高約250mの地に灯台がある。日南海岸国定公園に属し,小型の岬馬繁殖地(天然記念物),ソテツの自生地(特別天然記念物)として有名。
→関連項目串間[市]

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世界大百科事典 第2版の解説

といみさき【都井岬】

宮崎県最南端の串間市にある岬。志布志(しぶし)湾東端にあたり,鰐塚(わにつか)山地を中心にした古第三紀に属する厚い砂岩とケツ岩の標高200m内外の山地が,幅約2km,長さ約4kmにわたって海中に突き出ている。岬の周囲は約100mの海食崖に囲まれ,先端の255mの断崖上に都井岬灯台(光達距離37カイリ)がある。また岬の先端に御崎(みさき)神社があり,付近の谷間には3000本をこえるソテツの自生林(特天)がある。

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大辞林 第三版の解説

といみさき【都井岬】

宮崎県の最南端、志布志湾東端にある岬。ソテツの自生地、岬馬や野猿の生息地。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔宮崎県〕都井岬(といみさき)


宮崎県最南端、串間(くしま)市南東部から太平洋に突き出た岬。断崖(だんがい)上に建つ都井岬灯台は全国15ヵ所の参観灯台の一つで、一般見学が可能。なだらかな丘陵に日本在来種の血統を継ぐ野生の岬馬(国指定の天然記念物)が群れる。岬のほぼ中央の扇(おうぎ)山に展望台、その手前に若山牧水(ぼくすい)の歌碑がある。岬先端の海辺にあるソテツ自生地は国指定の特別天然記念物。日南(にちなん)海岸国定公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

都井岬
といみさき

宮崎県最南端の岬。串間(くしま)市に属す。幅約2キロメートル、長さ約4キロメートルの半島で、日向灘(ひゅうがなだ)と志布志(しぶし)湾を分ける。丘陵性山地で最高点は295.3メートル、海岸線は断崖(だんがい)が続く。照葉樹林が茂り、とくに総数約3000本のソテツ自生林はみごとで特別天然記念物に指定されている。また岬全域は草原が広く、半野生馬御崎馬(みさきうま)(岬馬)の生息地である。100頭以上がおり、その起源は高鍋(たかなべ)藩の藩営牧場にある。日本馬と朝鮮馬の交配種といわれ国指定の天然記念物、都井御崎牧(といみさきまき)組合が保護管理にあたっている。ニホンザルも生息している。沖合いの黄金瀬(おごせ)はトビウオの釣り場。日南(にちなん)海岸国定公園に属し、JR日南線串間駅よりコミュニティバスで45分。[横山淳一]

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