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酢酸ビニル さくさんビニルvinyl acetate

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

酢酸ビニル
さくさんビニル
vinyl acetate

化学式 CH2=CH・OCOCH3アセチレンに酢酸を付加して合成される甘い香りのある無色液体。エチレン,酢酸,空気をパラジウム触媒上に通じて製造される。沸点 73℃。 20℃で水 100mlに 2.5ml溶ける。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

さくさん‐ビニル【酢酸ビニル】

エチレン酢酸から合成される甘味臭のある無色の液体。アセチレン酢酸の反応により合成される。酢酸ビニル樹脂ビニロンなどの原料。ビニルアセテート化学式CH2=CHOCOCH3

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百科事典マイペディアの解説

酢酸ビニル【さくさんビニル】

化学式はCH2=CHOCOCH3。特異なエステル臭のある無色の液体。融点−84℃,沸点73℃。多くの有機溶剤に可溶,水に微溶。工業的には酸素の共存下エチレンと酢酸との反応によって製造する。
→関連項目ポリビニルアルコール

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大辞林 第三版の解説

さくさんビニル【酢酸ビニル】

酢酸亜鉛を触媒として、アセチレンと酢酸から製造される無色の液体。化学式 CH2=CHOCOCH3 甘い臭気がある。水にはあまり溶けない。ポリ酢酸ビニルの製造原料。エチレンと酢酸から製造する方法もある。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

酢酸ビニル
さくさんびにる
vinyl acetate

ビニルアルコール(CH2=CHOH)の酢酸エステルに相当する化合物。ビニルアルコールはアセトアルデヒドの互変異性体であり、遊離の形では存在しない。以前は、亜鉛や水銀などの金属塩を触媒としてアセチレンに酢酸を付加させる方法により工業的に製造されていたが、現在ではアセチレンを原料とする方法はコストが高くつくのでほとんど行われなくなり、1960年代から酢酸とエチレンを原料とする製造法が主流になっている。この方法では、酢酸パラジウムなどの触媒を用いて、酸素によるエチレンの酸化と酢酸によるエステル化を1段階の反応で行い、95%以上の高い収率で酢酸ビニルを合成している。無色の液体。過酸化物、光により重合させるとポリ酢酸ビニルができる。重合物は、通常は酢酸ビニル樹脂とよばれ、塗料、接着剤、製紙用サイズ、チューインガムのベースなどに使われている。ポリビニルアルコールを合成する原料として重要である。[廣田 穰]

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世界大百科事典内の酢酸ビニルの言及

【エステル】より

(6)酢酸第二水銀を触媒としてアセチレンに酢酸を付加する。この方法は合成高分子の原料である酢酸ビニルの製造に用いられる。(7)ジカルボン酸モノエステル(酸性エステル)の合成は,いったん相当するジエステル(中性エステル)を合成した後,これを等モルの水酸化ナトリウム等で加水分解して合成する。…

【酢酸エステル】より

…アミルアルコールまたはフーゼル油から工業的につくられる製品は,n‐アミル-CH2CH2-CH2CH2CH3,イソアミル-CH2CH2CH(CH3)2,および活性アミル-CH2-CH(CH3)-CH2CH3の各異性体の混合物で,酢酸アミルamyl acetateと呼ばれ,溶剤,染色などに大量に用いられている。
[酢酸ビニルvinyl acetate]
 酢酸とビニルアルコールとのエステル。化学式CH3COOCH=CH2。…

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