銀紙(読み)ギンガミ

デジタル大辞泉 「銀紙」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐がみ【銀紙】

銀粉銀箔ぎんぱくを押したり、銀色塗料を塗ったりした紙。銀色の紙。ぎんし。
銀色の金属を薄く紙のようにのばしたもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「銀紙」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐がみ【銀紙】

〘名〙
銀箔(ぎんぱく)、または銀粉を押し貼った紙。または鉛、錫(すず)合金アルミニウムなどを薄く紙のようにのばしたもの。また、銀色の紙。ぎんし。
※和蘭皿(1904)〈生田葵山〉道すがら「銀紙(ギンガミ)で巻いて其の後静かに皿の上に置がいい」
② 字の読めない人をいう。〔かくし言葉の字引(1929)〕
鈍刀をいう。〔かくし言葉の字引(1929)〕

ぎん‐し【銀紙】

〘名〙
銀泥(ぎんでい)をいちめんに塗った紙。また、銀箔(ぎんぱく)をはった紙。ぎんがみ。
南方録(17C後)台子名香香袋にてかざるとき、〈略〉袋の内に金紙か銀紙に包て、二炷あるべし」
銀貨紙幣
東京横浜毎日新聞‐明治一三年(1880)一二月四日「騰貴せし銀貨を以て下落せし紙幣を買取り〈略〉銀紙の差をとるのみにても」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「銀紙」の意味・わかりやすい解説

銀紙 (ぎんがみ)

普通の包装用紙をアルミニウム粉末でコートした紙。フレーク状アルミニウム粉末をカゼインや水溶性サイズ剤,ラッカーとともに有機溶剤に加えて塗布し,カレンダーがけしたりエンボス加工して仕上げる。種々の包装目的,とくに食品タバコの包装に用いられる。金属表面の効果を作るために金属箔を張ったり,塗布量を減らすために真空蒸着を行う場合もある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

普及版 字通 「銀紙」の読み・字形・画数・意味

【銀紙】ぎんし

銀がみ。

字通「銀」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android