鎬を削る(読み)シノギヲケズル

デジタル大辞泉 「鎬を削る」の意味・読み・例文・類語

しのぎけず・る

激しく刀で切り合う。転じて、激しく争う。「二党が―・る激戦区
[補説]「凌ぎを削る」と書くのは誤り。
[類語]競う競争比べる競合角逐かくちく勝負り合い競技プレー争う張り合う対抗するせめぎ合う渡り合う遣り合う先を争う火花を散らす対決敵対向かう突っかかる挑む立ち向かうかかるぶつかる対する相手取る向こうに回す向こうを張る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鎬を削る」の意味・読み・例文・類語

しのぎ【鎬】 を 削(けず)

  1. 互いの刀の鎬を削り合うようなはげしい斬り合いをする。転じて、はげしく争う。
    1. [初出の実例]「たがひにしのぎをけづりあひ、時をうつしてたたかひけるに」(出典:曾我物語(南北朝頃)九)

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