競合い(読み)セリアイ

デジタル大辞泉 「競合い」の意味・読み・例文・類語

せり‐あい〔‐あひ〕【競(り)合い】

互いに競争すること。「終盤での激しい競り合い
敵味方が接近して戦うこと。せりあいいくさ。
言い争うこと。口論
「嫁姑ノ―」〈和英語林集成
[類語]競争競合角逐かくちく勝負競技プレーきそ争う張り合う対抗する比べるせめぎ合う渡り合う遣り合う先を争うしのぎを削る火花を散らす対決敵対向かう突っかかる挑む立ち向かうかかるぶつかる対する相手取る向こうに回す向こうを張る

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精選版 日本国語大辞典 「競合い」の意味・読み・例文・類語

せり‐あい‥あひ【競合・糶合】

  1. 〘 名詞 〙
  2. せりあうこと。互いに競争すること。先をあらそうこと。
    1. [初出の実例]「惣十郎が手にすがりて我がちのせり合」(出典:浮世草子・新色五巻書(1698)三)
  3. 戦場で、敵味方の両軍が入り乱れて戦うこと。伯仲して争うこと。接近したいくさ。せりあいいくさ。〔いろは字(1559)〕
  4. 論争。口喧嘩。また、小ぜりあい。
    1. [初出の実例]「御譲位之事に付、公家衆と板倉、毎日せりあいの由候事」(出典:細川忠興文書‐寛永六年(1629)一二月八日)
    2. 「ヨメ シュウトメノ seriai(セリアイ)」(出典:和英語林集成(再版)(1872))
  5. せり売りで、買い手が品物の値を競うこと。→せりうり(競売)

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