ぶつかる

精選版 日本国語大辞典「ぶつかる」の解説

ぶつか・る

〘自ラ五(四)〙
① 勢いよくつき当たる。衝突する。ぶっつかる
※いさなとり(1891)〈幸田露伴〉五「の事に撞突(ブツカ)らむとするを眼早く避たる敏捷さ」
② 行き当たる。出くわす。ぶっつかる。遭遇する。
牛肉馬鈴薯(1901)〈国木田独歩〉「僕を惑乱さする出来事にぶつかりました」
童謡(1935)〈川端康成〉「いいお客にぶつかるよりしかたがないわね」
③ 二つのことがかち合う。重なる。ぶっつかる。
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生と虚空「恰度君の急がしい時にぶつかるので」
④ 対象に直接あたる。相手と対戦する、相手と交渉する、また、物事にとりかかるなど。ぶっつかる。
歌舞伎小袖曾我薊色縫(十六夜清心)(1859)序幕「まア手始めに〈〉旦つくにぶつかって見やう」
条約改正論(1889)〈田口卯吉〉「条約改正をするには〈略〉日本人民一体となりてブツカルことが必要であります」
⑤ 考え方の違いなどで争う。ぶっつかる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「ぶつかる」の解説

ぶつか・る

[動ラ五(四)]
物に突き当たる。衝突する。「車が電柱に―・る」「肩と肩とが―・る」
たまたま行き当たる。出くわす。遭遇する。「道が川に―・る所」「初戦で優勝候補に―・る」「地下鉄のストに―・る」
物事や日程などが重なる。かち合う。「二校の受験日が―・る」「クラス会と法事が―・る」
あえて取り組む。対象に積極的に向かう。「体当たりで困難に―・る」「―・ってみなければ何も解決しない」
考えなどが食い違って対立する。「父と―・ってばかりいる」「意見が―・る」
[類語](1当たる突き当たる衝突行き当たる激突/(5向かう突っかかる挑む立ち向かうかかる対する対抗する対決競争敵対相手取る向こうに回す向こうを張る競う比べる競合角逐かくちく勝負り合い競技プレー争う張り合うせめぎ合う渡り合う遣り合う先を争うしのぎを削る火花を散らす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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