長井[市](読み)ながい

百科事典マイペディア「長井[市]」の解説

長井[市]【ながい】

山形県南部,米沢盆地北西部にあたる長井盆地を占める市。1954年市制。中心市街は小出の2地区からなり,最上川河港として発達した。山形鉄道フラワー長井線が通じる。紡織電気器具の大工場があり,ホップ栽培,酒造が行われ,長井紬(つむぎ)(米沢紬)を特産。市内には最上川堤防の千本桜,白ツツジ公園,アヤメ公園,ハギ公園など花の名所が多い。214.67km2。2万9473人(2010)。

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世界大百科事典 第2版「長井[市]」の解説

ながい【長井[市]】

山形県南部の市。1954年市制。人口3万2727(1995)。長井盆地の中央を占め,西部は朝日山地東部は出羽山地南端の白鷹丘陵に属し,中央部を最上川が北流する。中世,この一帯長井荘とよばれており,地頭は関東御家人長井氏であった。その後,伊達氏,蒲生氏の領有を経て,1598年(慶長3)以降は上杉氏の領地となった。中心地の長井は小出と宮の2地区に分かれ,交互に市の立つ交易地としてにぎわった。とくに南の宮は元禄年間(1688‐1704)に最上川舟運の河岸が開かれ,ここを通じて米沢藩の城米や青苧(あおそ)などが酒田経由で京坂や江戸に送られた。

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