生没年不詳。鎌倉中期(13世紀)の備前(びぜん)国(岡山県)長船派の刀匠。同派の始祖光忠(みつただ)の子と伝えられ、一門に子の景光をはじめ近景(ちかかげ)、真長(さねなが)、長元(ながもと)、景政(かげまさ)らを輩出して繁栄をみた。作風は光忠に近い丁子乱(ちょうじみだれ)華やかな作から、小丁子に互(ぐ)の目(め)の交わるもの、直刃調に互の目や小丁子の交わるものまで、作域は広い。その作刀に1274年(文永11)から1304年(嘉元2)まであり、古来、同名2代あると伝えられている。初代の法名を順慶(じゅんけい)として順慶長光とよび、正応(しょうおう)(1288~93)以降の左近将監(さこんしょうげん)長光銘のものを将監長光とよんで2代としているが、順慶と二字銘の作刀はまったく長光の作風と異なり、別人とする説が強く、さらに二代説にも研究の余地がある。
[小笠原信夫]
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