揖斐関ヶ原養老国定公園(読み)イビセキガハラヨウロウコクテイコウエン

デジタル大辞泉 「揖斐関ヶ原養老国定公園」の意味・読み・例文・類語

いびせきがはらようろう‐こくていこうえん〔イビせきがはらヤウラウコクテイコウヱン〕【揖斐関ヶ原養老国定公園】

岐阜県西部にある国定公園揖斐川から関ヶ原養老方面にかけて東海自然歩道沿いに広がる。森林緑地の保護・保全を目的に設定された。関ヶ原の古戦場不破ふわの関跡、養老の滝などのほか文化財・史跡が多い。

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精選版 日本国語大辞典 「揖斐関ヶ原養老国定公園」の意味・読み・例文・類語

いびせきがはらようろう‐こくていこうえんイビせきがはらヤウラウコクテイコウヱン【揖斐関ヶ原養老国定公園】

  1. 岐阜県の西部にある国定公園。揖斐谷から滋賀県境の関ヶ原、養老山地にかけての森林・渓谷地帯を中心とする。養老神社華厳寺、横倉寺などがある。東海自然歩道が通る。昭和四五年(一九七〇指定

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「揖斐関ヶ原養老国定公園」の意味・わかりやすい解説

揖斐関ヶ原養老国定公園
いびせきがはらようろうこくていこうえん

岐阜県の西部にある国定公園。1970年(昭和45)指定。面積202.19平方キロメートル。揖斐谷から関ヶ原、養老方面にかけて、東海自然歩道沿いの本巣(もとす)、谷汲(たにぐみ)、久瀬(くぜ)、揖斐川、春日(かすが)、池田、大垣垂井(たるい)、関ヶ原、養老、上(かみ)石津南濃(なんのう)と広い範囲にまたがっており、その豊かな森林緑地を保護、保全することを目的として設定されたものである。公園地域内には、とくに春の新緑、秋の紅葉が美しい揖斐峡およびその周辺地域、西国三十三所巡礼結願の谷汲山華厳寺(けごんじ)、国指定重要文化財の多い両界山横蔵寺(よこくらじ)、古来より重要な交通路にあたり、天下分け目の決戦が行われた関ヶ原古戦場、孝子伝説で知られる養老公園などがあり、単に美しい自然の景観だけでなく、多くの優れた文化財や史跡も含まれている。また各所にブナミズナラ、トチ、クリなどの温帯林、ツバキ、シイ、カシなどの暖帯林やそれらを縫って続く東海自然歩道のコースもあって、観光行楽のコースとしての開発も図られている。一方、この国定公園は東海道メガロポリスに近接し、交通の便に恵まれており、各地から容易に訪れることができる。

[上島正徳]


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百科事典マイペディア 「揖斐関ヶ原養老国定公園」の意味・わかりやすい解説

揖斐関ヶ原養老国定公園【いびせきがはらようろうこくていこうえん】

岐阜県南西部,濃尾平野の北西外縁部に連なる山地,丘陵地を占める国定公園。面積202.19km2。1970年指定。関ヶ原の古戦場,不破関跡などの史跡がある地峡部をはさんで,北には妙法ヶ岳,揖斐峡などの山と渓谷,華厳寺,横蔵寺などの名刹がある。また南の養老山地には養老滝,養老神社がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「揖斐関ヶ原養老国定公園」の意味・わかりやすい解説

揖斐関ヶ原養老国定公園
いびせきがはらようろうこくていこうえん

岐阜県西部,揖斐川の本流,支流域を含む東海自然歩道沿いの自然公園。面積 202.19km2。 1970年指定。揖斐峡,牧田川の多良峡などの峡谷美,関ヶ原の古戦場,両界山横蔵寺,谷汲山華厳寺などの名刹,養老ノ滝を含む。公園域の北部はブナ,ミズナラ,クリ,トチなどの温帯林に属し,ツバキ,シイ,カシなどの暖帯林がみられ,新緑と紅葉が名高い。養老には県立キャンプ場があり,県内で最も観光客が多い。

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