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音義 おんぎ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

音義
おんぎ

漢籍や仏典から難解な字句を抜出してその発音や意味を注釈したもの。もと中国で始ったもので,慧琳の『一切経音義』などが有名であるが,のち日本に伝わり,日本でも編述された。奈良時代末期から平安時代初期にかけて『新訳華厳経音義私記』,空海撰『金剛頂経一字頂輪王儀軌音義』,信行 (しんぎょう) 撰『大般若経音義』などがあり,平安時代中期以降にも,仲算の『妙法蓮華経釈文』,藤原公任の『大般若経字抄』,源信の『法華経義読』,さらに『金光明最勝王経音義』『法華経単字』『倶舎論音義』などの辞書風のものがつくられた。一般に字音に関する記述が多く,音韻史の資料となりうる。

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デジタル大辞泉の解説

おん‐ぎ【音義】

漢字の字音と意味。
音義説で、言語が一音ごとにもっている意味。
漢籍・仏典に出てくる語句の発音や意味を注釈した書物。唐の玄応の「一切経音義」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

音義【おんぎ】

漢字の字音と意味,また音義説で言語の一音一音でもっている意義をいうことばだが,さらに一種の辞書,漢籍や仏典について,その中にある難字難語を抽出して,その読み(音)や意味(義)を注した書のこともいう。
→関連項目類聚名義抄

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大辞林 第三版の解説

おんぎ【音義】

漢字の音と意味。
言語の各音が本来もっている意味。 「 -説」
漢籍や経典に用いられている漢字の音と意味とを記した一種の注解書。 「勝鬘経-」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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