頭脳流出(読み)ズノウリュウシュツ

世界大百科事典 第2版の解説

ずのうりゅうしゅつ【頭脳流出】

頭脳流出は移民の一形態で,高度の教育を受けた労働力の国外移住を意味する,主としてジャーナリズムでの用語である。その定義および概念はまだ確立されておらず,学問的実証的研究も少なく,頭脳流出の原因,本国と受入れ国における影響についても,いくつかの個別研究が限られた範囲であるにすぎない。頭脳流出が国際的問題とされはじめたのは,1960年代半ばに第三世界の経済開発問題との関係においてであった。アジア,アフリカの新生独立国にとって科学者,技術者,そして開発計画の専門家の養成は緊急の課題とされ,多くの学生が先進国の学術研究所,大学に留学した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ずのうりゅうしゅつ【頭脳流出】

優秀な研究者などが、活動の拠点を外部に移すこと。ブレーン-ドレイン。 「 -現象」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

ずのう‐りゅうしゅつ ヅナウリウシュツ【頭脳流出】

〘名〙 研究者、技術者などの知的労働者がより良い報酬と研究環境が得られる外国へ移住すること。
※明日を買う男(1971)〈邦光史郎〉さすらい人「ところで、彼は、今から五年前にアメリカへ頭脳流出した」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

MBO

マネジメント・バイアウトは、経営陣による株式の買い取りであり、(1)過半数の株式取得によって経営権を手に入れることで敵対的買収に対抗するものと、(2)経営権を獲得し、株式非公開化をすることで敵対的買収...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

頭脳流出の関連情報