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骨品 こっぴん

大辞林 第三版の解説

こっぴん【骨品】

古代朝鮮、新羅しらぎの社会制度。出身氏族により五段階に身分を区別し、これによって位階・官職・生活様式などが制限された。

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世界大百科事典 第2版の解説

こっぴん【骨品】

朝鮮,新羅の王京人を対象にした血縁的身分制。聖骨,真骨の骨階層(王族)と,六頭品,五頭品,四頭品などの頭品階層(一般貴族)とによって構成される。このうち,聖骨身分は真徳女王の死去により654年に消滅したと伝えられているが,そもそも聖骨は実在せず後代追尊にすぎないとする見方もある。頭品階層はその名称から考えて,本来六頭品から一頭品までの6階層より成っていたと思われる。骨品の各階層を構成する基礎集団は〈族〉などと表現される同族集団であり,どの階層に属するかは基本的には生れによって決定される。

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世界大百科事典内の骨品の言及

【姓】より

…姓の制度は,日本古代において独自なもので,東アジアの他の国々にはみられない。ただし姓をカバネと読むのは,朝鮮の新羅(しらぎ)の社会制度で,位置の上下を示すのに〈骨品(こつぴん)〉の語を用いたので,その〈骨〉に相当する日本語カバネ(骸骨)が用いられたものとする説がある。姓(せい)【佐伯 有清】。…

【新羅】より

…これを受けて新羅の貴族会議では647年に女王を廃位するが,金庾信(きんゆしん)など下級貴族や地方豪族が女王を擁立して,上大等毗曇(ひどん)などの貴族勢力と戦って勝った。この時期に王家の血縁思想が高揚し,骨制(のち骨品の制に発展)が制度化され,651年には官制も改革され,律令官僚体制への第一歩を踏み出した。660年唐との軍事同盟がようやく成立し,唐軍と連合して百済を滅ぼした。…

【朝鮮】より


[巨視的にみた社会変動]
 まず最初に,前近代の歴史の中で重要な位置を占め,しかもある程度詳細に社会の実態を知ることができる統一新羅時代,高麗時代,李朝時代の三つの時代をとりあげ,それぞれの社会の特徴を対比させて,社会変動の状況を巨視的にみてみよう。(1)支配層の社会的基盤 支配層のあり方をみると,統一新羅時代の支配層は,骨品制という新羅独特の身分制の中の,上層部分によって占められていた。ところで骨品制は本来,新羅の王京人(慶州人)に限定された身分制であった。…

※「骨品」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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