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高速度鋼 こうそくどこうhigh speed steel

5件 の用語解説(高速度鋼の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高速度鋼
こうそくどこう
high speed steel

金属を高速度切削加工する工具の材料に使われる合金工具鋼で,俗称ハイス炭素工具鋼は高速切削すると摩擦熱で焼きが戻り軟化する欠点があるので,アメリカ人 R.マシェットがこの鋼種の原形を開発 (1858) し,以来改良されて今日のものとなり,炭素工具鋼の4~7倍の高速切削ができる。

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デジタル大辞泉の解説

こうそくど‐こう〔カウソクドカウ〕【高速度鋼】

タングステンコバルトクロムバナジウムモリブデンなどを加えた切削用の工具鋼。旧来の工具鋼より高速度で切削できる。ハイスピードスチール。ハイス。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

高速度鋼【こうそくどこう】

ハイスピードスチール,略してハイスとも。金属を高速度で切削できる強力な工具鋼。米国のF.テーラーとM.ホワイトタングステンを含む鋼の新しい熱処理法を発明,高温でも軟化しないバイトを作り,切削法に革命的変革を招来。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

こうそくどこう【高速度鋼】

金属材料の高速切削や高速穿孔に適し、耐磨耗性・耐熱性に富む特殊鋼の一種。タングステン・クロム・バナジウムの含有量が多いもの、さらにコバルトを加えたものなどがある。ハイスピード-スチール。ハイス。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高速度鋼
こうそくどこう
high speed steel

工具鋼の一種で、鉄鋼その他の材料を高速度で切削しても刃先が軟化せず、切れ味を保つ切削用鋼という意味で名づけられた鋼。1900年アメリカのテーラーF. V. TaylerとホワイトM. Whiteにより、クロムとタングステンとを多量に添加した鋼を1200℃以上の高温から焼き入れたときにこの性質が得られることが発見された。高速度鋼の代表的な組成は18・4・1、すなわちタングステン18%、クロム4%、バナジウム1%、および約0.7%の炭素である。タングステンの一部または全部を重量で約2分の1のモリブデンによって置換しても類似の性質が得られ、これをモリブデン高速度鋼という。コバルトを添加すると高温強度がより向上する。切削工具のみでなく、多くの耐摩耗部品に用いられる。[須藤 一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の高速度鋼の言及

【工具鋼】より

…これらの工具鋼は耐摩耗性に優れ,衝撃にも耐えるように調質することができるので,単に切削工具材料とされるのみではなく,ブロックゲージなどのゲージ類,ぜんまい,ペン先などにも活用される。
[高速度鋼]
 俗にハイスともいわれ,金属材料の高速切削用にイギリスで開発された鋼である。開発当初,炭素1.5~2%,タングステン7~8%を含み,これにマンガン1~2%が添加されていた。…

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