精選版 日本国語大辞典「鮮鮮」の解説
あざ‐あざ【鮮鮮】
〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) あざやか。はっきり。くっきり。
※源氏(1001‐14頃)御法「きし方あまり匂ひ多く、あざあざとおはせし盛りは、なかなかこの世の花のかをりにもよそへられ給ひしを」
※平家(13C前)二「文字をばゑり入れきざみ付けたりければ、浪にも洗はれずあざあざとしてぞ見えたりける」
あざあざ‐
し【鮮鮮】
〘形シク〙 あざやかだ。はっきりしている。
※光悦本謡曲・賀茂(1470頃)「神の御事をあさあさしくは申さねども、あらあら一義を顕すべし」
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