デジタル大辞泉
「まざまざ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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まざ‐まざ
- 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
- ① 目の前に見るようなさま、まがう方なく明瞭であるさまを表わす語。まさしく。現実に。ありあり。
- [初出の実例]「面欺はめの前まざまざと欺く心ぞ」(出典:玉塵抄(1563)一一)
- 「まざまざといますがごとしたままつり」(出典:俳諧・独こと(1718)下)
- ② それとはっきりしていること、わかりきっていることを、まことしやかにするさまを表わす語。ぬけぬけ。
- [初出の実例]「今年廿六なるを三十一になりますと、知れて有年をまざまざと五つ隠されし」(出典:浮世草子・本朝二十不孝(1686)一)
- ③ よくない事や意に反する事がまさしく現実になるさま。どうにもできないうちに、また、何もしないままに事が実現する場合にいう。みすみす。いたずらに。
- [初出の実例]「瓢箪をもって来れば、まざまざと水を飲では死(しな)ぬ物をと悔む」(出典:浮世草子・武道伝来記(1687)三)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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