鮮明(読み)せんめい

精選版 日本国語大辞典 「鮮明」の意味・読み・例文・類語

せん‐めい【鮮明】

〘形動〙 あざやかではっきりしているさま。美しく分明なさま。
延喜式(927)二一祥瑞〈略〉神亀黒神之精也。五色鮮明。知存亡吉凶也〉」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三「世に可嫌(いや)なもの、曖昧な人、旗色の鮮明ならぬ政党」 〔詩経伝‐小雅出車

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デジタル大辞泉 「鮮明」の意味・読み・例文・類語

せん‐めい【鮮明】

[形動][文][ナリ]あざやかではっきりしているさま。「鮮明印象」「態度鮮明にする」「旗幟きし鮮明
[派生]せんめいさ[名]
[類語]鮮やかくっきりはっきりありありまざまざしか明らかきわやか定かさやか明瞭めいりょう分明顕著顕然歴然歴歴瞭然りょうぜん亮然りょうぜん判然画然かくぜん截然せつぜん見るから明快平明簡明明晰明白明明白白端的めっきり浮き彫りクリア明確明解自明彷彿鮮烈一目瞭然手に取るようたなごころを指すまがう方ない隠れもない火を見るよりも明らか目に見える言わずと知れた紛れもない

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普及版 字通 「鮮明」の読み・字形・画数・意味

【鮮明】せんめい

はなやかで美しい。〔後漢書、任光伝〕南陽宛の人なり。~兵、宛に至りしとき、軍人、光の冠の鮮なるを見て、衣を解かしめ、將(まさ)にして之れを奪はんとす。光祿勳劉賜の(たまたま)至るに會(あ)ひ、~乃ち救ひて之れをうす。

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