デジタル大辞泉 「鮮やか」の意味・読み・例文・類語
あざ‐やか【鮮やか】
1 ものの色彩・形などがはっきりしていて、目立つさま。「
2 技術・動作などがきわだって巧みであるさま。「
3 容姿などがきわだって美しいさま。
「いと―に男々しきさまして」〈源・真木柱〉
4 鮮度が高いさま。生き生きとしたさま。
「童子、かの浦に行きて―なる
[派生]あざやかさ[名]
[類語](1)鮮明・くっきり・綺麗・はっきり・ありあり・まざまざ・
( 1 )アザは「あざけり」「あざむき」と同根で、心情に関わりなく強烈にあらわれることをいうか。
( 2 )語幹を同じくする「あざらか」が魚肉などの鮮度をいうのに対して、「あざやか」は美的形容をもっぱらとしていたが、中世にヤカとラカの区別がうすれるにつれて、「あざらか」が消滅して、「あざやか」が新鮮なの意味でも用いられるようになる。