歴然(読み)レキゼン

デジタル大辞泉 「歴然」の意味・読み・例文・類語

れき‐ぜん【歴然】

[ト・タル][文][形動タリ]まぎれもなくはっきりしているさま。「歴然たる事実」「格の違いは歴然としている」
[類語]判然一目瞭然自明はっきりくっきりありありまざまざしか明らかきわやか定かさやか鮮やか明瞭めいりょう鮮明分明顕著顕然歴歴瞭然りょうぜん亮然りょうぜん画然かくぜん截然せつぜん見るから明快平明簡明明晰明白明明白白端的めっきり浮き彫りクリア明確明解彷彿鮮烈手に取るようたなごころを指すまがう方ない隠れもない火を見るよりも明らか目に見える言わずと知れたまぎれもない無論勿論もちろん当然当たり前もっとも自然至当元よりご無理ごもっと灼然しゃくぜんまさしくまさに必至疑いなく然るべきすべからく言うまでもない言うに及ばず言えば更なり言わずもがな言うもおろか言をたない論をたない論無し推して知るべし無理もない無理からぬ然もありなん理の当然必然妥当自明の理それもそのはずもっともっとも至極もっとも千万うべなるかなむべなるかな合点唯唯諾諾首肯うべなう賛成賛同果たして果たせるかな更にも言わず至極のみならず言わずと知れた紛れもない違いないくっきり諸手もろてを挙げる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「歴然」の意味・読み・例文・類語

れき‐ぜん【歴然】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動ナリ・タリ ) 明白にすること。また、はっきりしているさま。あきらかであるさま。
    1. [初出の実例]「釈迦牟尼仏の亘古亘今の修行修治の蹤跡を、処処の古路に流布せしめて、古今に歴然せるがゆゑに成道す」(出典:正法眼蔵(1231‐53)面授)
    2. 「不思議成例、因果れきぜんとぞ見えける」(出典:曾我物語(南北朝頃)一〇)

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普及版 字通 「歴然」の読み・字形・画数・意味

【歴然】れきぜん

明白なさま。

字通「歴」の項目を見る

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