厚い(読み)アツイ

デジタル大辞泉 「厚い」の意味・読み・例文・類語

あつ・い【厚い/篤い】

[形][文]あつ・し[ク]
(厚い)物の両方の面の隔たりが大きい。厚みがある。「―・い板」「―・い雲におおわれる」「野球ファンの層が―・い」⇔薄い
心入れの程度が大きい。いたわりの心が強い。「―・いもてなし」「情に―・い」「信仰に―・い」
(篤い)病気が重い。容体が悪い。「師の病の―・いことを知った」
(厚い)囲碁で、石の配置が堅固で容易に攻略されないさま。⇔薄い
富んでいる。金持ちだ。
「至って―・き御身上御方はいかが侍らん」〈仮・東海道名所記・六〉
厚かましい。
「鼻もうごかさず、さりとは―・い口上」〈浮・曲三味線・一〉
[派生]あつさ[名]あつみ[名]
[類語]厚ぼったい分厚い厚手地厚厚地肉厚厚み

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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