他に本業をもっていて,生活費としての俸給(給料)を受けないで,国や公共団体などの公職につく者。有給職に対する概念。公の職が収入源とならず,単にその地位につくという名誉を与えられるにとどまることからこの名称が用いられる。ただし,職務に必要な実費弁償,勤務に対する報酬や手当を受けることは妨げない。一般に,ヨーロッパで,自治行政は名誉職によって担われるものであるという伝統があり,19世紀まで,ドイツやイギリスでも地方自治行政は,名誉職によって担当されてきた。日本でも,旧地方制度において,町村長,町村助役等は,原則として名誉職とされていた。現行地方制度においてはこれらを有給職とした。現行制度下にあって,民生委員や保護司がこれに当たる。
執筆者:黒田 満
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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