恭しい(読み)ウヤウヤシイ

デジタル大辞泉 「恭しい」の意味・読み・例文・類語

うやうや‐し・い【恭しい】

[形][文]うやうや・し[シク]《「うや」を重ねて形容詞化した語》相手を敬って、礼儀正しく丁寧である。「神前で―・く頭を下げる」
[派生]うやうやしげ[形動]うやうやしさ[名]
[類語]慎ましい遠慮深い消極的慎ましやか丁寧ご丁寧ばか丁寧丁重慇懃しとやか懇ろ謙虚敬虔恭謙慎み深い低姿勢腰が低い控え目謙遜控え目つましい質素簡素地味つづまやか質実清貧ハンブル

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精選版 日本国語大辞典 「恭しい」の意味・読み・例文・類語

うやうや‐し・い【恭】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]うやうや〘 形容詞シク活用 〙
  2. ( 「うや(礼)」を重ねて、形容詞化した語 ) 相手をうやまい、行動をつつましくするさまにいう。ていちょうである。うやまわしい。
    1. [初出の実例]「かくして今の帝と立ててすまひくる間に、宇夜宇也自久(ウヤウヤシク)相従ふ事は無くして」(出典続日本紀‐天平宝字六年(762)六月三日・宣命)
  3. 気味が悪い。〔志不可起(1727)〕

恭しいの派生語

うやうやし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

恭しいの派生語

うやうやし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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