デジタル大辞泉 「懇ろ」の意味・読み・例文・類語 ねんごろ【懇ろ】 《「ねもころ」の音変化》[形動][文][ナリ]1 心がこもっているさま。親身であるさま。「懇ろにとむらう」「懇ろなもてなし」2 親しいさま。特に、男女の仲が親密であるさま。「懇ろな間柄」[名]1 親密になること。「おまへは貧乏神と―してござるかして」〈浮・禁短気・一〉2 男女が情を通じること。「此のお夏は手代と―して」〈浄・歌祭文〉3 男色関係を持つこと。「主の子を―して」〈浮・男色大鑑・一〉[類語]近い・緊密・接近・密接・親近・近接・不可分・濃い・切っても切れない・水いらず・近しい・心安い・気安い・睦むつまじい・親密・懇意・昵懇じっこん・懇親・別懇・親愛・和気藹藹あいあい・仲良し・気が置けない・親しい・人なつこい・取っ付きやすい・懐こい・如才ない・調子がいい・なれなれしい・ファミリア・フレンドリー・アットホーム・ドメスティック・家庭的・打ち解ける・解け合う・馴染む・親しむ・馴染み深い・つうつう・つうかあ・息が合う・反りが合う・反り・馬が合う・気が合う・肌が合う・琴瑟きんしつ相和す・打てば響く・意気投合・心を通わす・心が通う・胸襟を開く・腹を割る・心を開く・心を許す・気を許す・肝胆相照らす・心を交わす・心を以て心に伝う・暖かい・親切・丁寧・ご丁寧・ばか丁寧・慎ましい・遠慮深い・消極的・慎ましやか・丁重・慇懃いんぎん・しとやか・手重い・手厚い・親身・折り目正しい ねもころ【▽懇ろ】 [形動ナリ]《「ねんごろ」の古形。「ねもごろ」とも》「ねんごろ」に同じ。「我妹子わぎもこが里にしあれば―に見まく欲しけど」〈万・二〇七〉[副]に同じ。「足引きの山に生ひたる菅の根の―見まく欲しき君かも」〈万・五八〇〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by