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懇ろ ネモコロ

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デジタル大辞泉の解説

ねもころ【懇ろ】

[形動ナリ]《「ねんごろ」の古形。「ねもごろ」とも》「ねんごろ」に同じ。
「我妹子(わぎもこ)が里にしあれば―に見まく欲しけど」〈・二〇七〉
[副]に同じ。
「足引きの山に生ひたる菅の根の―見まく欲しき君かも」〈・五八〇〉

ねんごろ【懇ろ】

《「ねもころ」の音変化》
[形動][文][ナリ]
心がこもっているさま。親身であるさま。「懇ろにとむらう」「懇ろなもてなし」
親しいさま。特に、男女の仲が親密であるさま。「懇ろな間柄」
[名]
親密になること。
「おまへは貧乏神と―してござるかして」〈浮・禁短気・一〉
男女が情を通じること。
「此のお夏は手代と―して」〈浄・歌祭文
男色関係を持つこと。
「主の子を―して」〈浮・男色大鑑・一〉

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大辞林 第三版の解説

ねもころ【懇ろ】

( 副 )
〔「ねんごろ」の古い形〕 心をこめて。ていねいに。 「かはづ鳴く六田の川の川柳の-見れど飽かぬ川かも/万葉集 1723
( 形動ナリ )
に同じ。 「鶴が鳴く奈呉江の菅の-に思ひ結ぼれ/万葉集 4116

ねんごろ【懇ろ】

〔「ねもころ」の転〕
( 形動 ) [文] ナリ 
心のこもっているさま。手厚いさま。 「 -にもてなす」 「 -に弔う」
親しいさま。特に、男女がなれ親しむさま。 「 -な間柄」 「 -になる」
程度がはなはだしいさま。度を超しているさま。 「満財が子此れを見て-に希有也と思ふ/今昔 1
( 名 ) スル
親密になること。親しく付き合うこと。 「お前は貧乏神と-してござるかして/浮世草子・禁短気」
男女が深い仲になること。 「今までしたる-の空しくなる事をあたらものと思ひ/仮名草子・難波物語」
男色関係をもつこと。 「我若年の時衆道の-せし人住家もとめてありしを/浮世草子・一代男 4
[派生] -さ ( 名 )
[句項目]

出典|三省堂
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