HTML(読み)エッチティーエムエル(その他表記)Hyper-Text Markup Language

デジタル大辞泉 「HTML」の意味・読み・例文・類語

エッチ‐ティー‐エム‐エル【HTML】[hypertext markup language]

hypertext markup languageウェブページ記述のためのマークアップ言語文書の論理構造や見栄えを記述するほか画像音声、他のウェブページへのハイパーリンクを埋め込むことができる。通常ブラウザーを用いて閲覧する。WWWコンソーシアム作成した規格による。ハイパーテキストマークアップ言語

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図書館情報学用語辞典 第5版 「HTML」の解説

HTML

ウェブページを記述するためのマークアップ言語.テキスト中に組み込んだタグによって文書のレイアウトやハイパーリンクなどを指示する.SGMLに基づき開発されたが,独自の拡張がされた結果,当初のものとはだいぶ異なるものになった.2014年10月にHTML5がW3Cより勧告されている.

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「HTML」の意味・わかりやすい解説

HTML
えいちてぃーえむえる
Hyper Text Markup Language

インターネットWWW表示されるページを作成するための記述言語。大見出し小見出しかといったような見出しのレベルや、配置したい画像のURLなど、文書の論理構造を記述するのが始まりであった。つまり、文字の大きさや行間、字詰めなどを指定するものではなかったが、その後、表を書けるようになるなど、文書の論理構造ではない表現力が付加されるようになった。さらにスタイルシートという機能が加わり、文字のサイズ、行間、色などの指定ができるようになるなど、自由度の高い表現ができるようになった。

[中島由弘]

 文字だけでなく画像、音声、動画といったマルチメディアも扱えるようになっている。< >で囲まれたタグとよばれるコマンドを組み込んでいき、リンクとよばれる別の情報に飛ぶための関連づけを行うことができる。マークアップ言語の一つ。

[編集部]

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百科事典マイペディア 「HTML」の意味・わかりやすい解説

HTML【エッチティーエムエル】

hypertext markup languageの略。インターネットWWWのホームページを作成するための言語。文字だけでなく,画像や音声も扱うことができ,文書中にタグとよばれる文字列を書き加えることにより,他のホームページに飛ぶ指示を与えることもできる。基本的には英単語をタグではさみこんで記述するという比較的やさしい言語なので,個人でもHTML文書を作ることができる。簡単にHTML文書を作成できるソフトウェアも登場してきており,ワードプロセッサー表計算処理ソフトウェアで書かれた文書を即座にHTML文書に変換することができる。最近ではより表現力の高いHTML+などが用いられることもある。なお,HTMLで作成されたホームページを見る際には,Internet ExplorerやSafari,Google Chrome,Firefoxといったブラウザが必要となる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「HTML」の意味・わかりやすい解説

HTML
エイチティーエムエル

インターネットワールド・ワイド・ウェブ WWWの文書を作成するためのマークアップ言語。hypertext markup languageの略。1989年ヨーロッパ原子核研究機関 CERNのティム・バーナーズ=リーが構想し,翌 1990年世界最初の HTMLで書いた WWWが実現,1991年インターネット上で発表された。テキスト文書に命令(タグ)を埋め込んで,文書のフォント,文字の大きさ,配置などを指定したり,文書中に静止画像や動画,音声などマルチメディアの要素を組み込める。そのほか表や入力フォームの表示など多くの機能を備える。さらに,一つの文書の特定の位置から,同じ文書あるいは別の文書へジャンプするリンク機能をもつ。この機能はハイパーテキストと呼ばれ,文書の参照機能を格段に強化し,WWWのネットワークをつくるための本質的な機能となった。

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IT用語がわかる辞典 「HTML」の解説

エイチティーエムエル【HTML】

ウェブページを記述するためのマークアップ言語。文字・画像・音声・動画を表現できるほか、他の文書などの情報源を参照するハイパーリンクを設定できる。文書の論理構造や見栄え、定義に関してはスタイルシートを用いることが推奨される。◇「hypertext markup language」から。「ハイパーテキストマークアップ言語」ともいう。

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DBM用語辞典 「HTML」の解説

ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ【HTML Hypertext Markup Language】

WWWにおいて文書ファイルを書き込み、表示、訳すのに使われるコンピュータ言語のこと。(通常のワープロ形式のプログラムをそのままHTML形式に文書作成するソフトウェアがいくつか出ている。)

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ホームページ制作用語集 「HTML」の解説

HTML

W3Cが作成、規格しているWebページを記述するためのマークアップ言語。Web上でハイパーテキストを公開する際に広く利用されている。

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世界大百科事典(旧版)内のHTMLの言及

【電子ドキュメント】より

…応用分野としては,CALS等が挙げられる。(3)ハイパーテキスト インターネットを爆発的に発展させたWWW(ワールドワイドウェブ)サービスの中核となったHTMLに代表される第三世代のハイパーテキスト型ドキュメント。HTMLはSGMLの仕様に基づいて記述されたドキュメントであり,その最大の特徴は,論理構造の表現を木構造に限定せず,リンクによるネットワーク構造の記述能力を備えていることである。…

※「HTML」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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