OECD(読み)オーイーシーディー

精選版 日本国語大辞典 「OECD」の意味・読み・例文・類語

オー‐イー‐シー‐ディー【OECD】

(Organization for Economic Cooperation and Development の略) =けいざいきょうりょくかいはつきこう(経済協力開発機構)

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デジタル大辞泉 「OECD」の意味・読み・例文・類語

オー‐イー‐シー‐ディー【OECD】[Organization for Economic Cooperation and Development]

Organization for Economic Cooperation and Development経済協力開発機構加盟国の経済的発展開発途上国への援助貿易拡大などを目的とする国際協力機関。1961年、OEEC欧州経済協力機構)を改組してパリに設立された。加盟国は38か国(2022年現在)。日本は1964年(昭和39)に加盟。

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百科事典マイペディア 「OECD」の意味・わかりやすい解説

OECD【オーイーシーディー】

経済協力開発機構Organization for Economic Cooperation and Developmentの略称ヨーロッパ経済協力機構(OEEC)の後身として1961年発足。その目的は国際経済協力全般にわたるが,特に貿易自由化による加盟国の経済的発展と開発途上諸国援助に重点が置かれている。加盟国代表による理事会が最高機関で,その下に執行委員会,事務局がある。下部機関には経済政策委員会,開発援助委員会DAC),貿易委員会など35の専門委員会がある。本部パリ。加盟国は米国,カナダ,メキシコ,英国,フランス,ドイツ,イタリア,オランダ,ベルギー,ルクセンブルクノルウェー,スウェーデン,デンマークアイスランドフィンランドアイルランド,スイス,オーストリア,ギリシア,トルコ,スペイン,ポルトガル,オーストラリア,ニュージーランド,日本,韓国,チェコ,ハンガリー,ポーランド,スロバキア,チリ,スロベニアイスラエル,エストニアの34ヵ国(2013)。
→関連項目IEA移転価格税制エストニアOECD原子力機関汚染者負担の原則格差社会学力テスト環境ホルモン在外公館資本自由化石油備蓄先進国農業保護指標ヨーロッパ通貨協定

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知恵蔵 「OECD」の解説

OECD

経済協力開発機構」のページをご覧ください。

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世界大百科事典 第2版 「OECD」の意味・わかりやすい解説

オーイーシーディー【OECD】

経済協力開発機構Organization for Economic Co‐operation and Developmentの略称。1961年9月30日発効のOECD条約にもとづき発足した国際機構であるが,前身のヨーロッパ経済協力機構Organization for European Economic Co‐operation(略称OEEC)を改組・発展させたもの。本部パリ。 OEECは,ヨーロッパ復興計画(マーシャル・プラン)の援助受入れに際し,ヨーロッパ側の協力態勢を整えるための機関として1948年4月に設立されたものであり,パリに本部がおかれた。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「OECD」の解説

OECD

経済協力開発機構。本部はフランスのパリ。もともと、戦後ヨーロッパの経済復興のために組織されたOEEC(欧州経済協力機構)が改組され、加盟国を増やし、現在のOECDとなった。2006年現在、30カ国の加盟国を持ち、経済成長、貿易自由化、途上国支援の3つを目的とした活動を行なっている。OECD加盟国には経済的に恵まれた国が多く、加盟国全体で世界人口2割に満たないにもかかわらず、世界の総生産額では3分の2をしめていることから「先進国クラブ」と言われている。

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旺文社日本史事典 三訂版 「OECD」の解説

OECD
オーイーシーディー

Organization for Economic Cooperation and Development(経済協力開発機構)の略称。第二次世界大戦後の国際機構の一つ
1961年,ヨーロッパ経済協力機構(OEEC)を改組し,アメリカ・カナダを加えて発足。本部はパリで,自由世界の経済成長や貿易拡大のための協力を目的とする。日本は'64年加盟した。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「OECD」の解説

OECD
オーイーシーディー

経済協力開発機構(Organization for Economic Cooperation and Development)の略称。1961年,発展途上国援助・自由貿易拡大を目的に欧州経済協力機構を改組のうえ発足。各国経済の年次審査・政策調整を行う。日本は64年(昭和39)に加盟。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「OECD」の解説

OECD(オーイーシーデイー)

経済協力開発機構(OECD)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「OECD」の意味・わかりやすい解説

OECD
おーいーしーでぃー

経済協力開発機構

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旺文社世界史事典 三訂版 「OECD」の解説

OECD
オーイーシーディー

経済協力開発機構

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「OECD」の意味・わかりやすい解説

OECD
オーイーシーディー

経済協力開発機構」のページをご覧ください。

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世界大百科事典内のOECDの言及

【科学技術政策】より

…また発展途上国に対しては,みずから発展する素地を培養するための協力・援助の必要性が増加し,途上国の問題解決のための問題についての共同研究や協力・援助が増大しつつある。また国連関係の機関,OECD(経済協力開発機構)等を通ずる多国間,あるいは日米,日英等の2国間の国際協力が,原子力,宇宙利用,科学技術者の交流,情報交換その他の分野で行われている。とくに世界経済活性化の鍵として先進国首脳会議において科学技術協力が強調され,また東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会談でも科学技術協力がとりあげられるなど,科学技術が国際政治において大きな問題となる趨勢(すうせい)にある。…

※「OECD」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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