デジタル大辞泉 「STAP細胞」の意味・読み・例文・類語
スタップ‐さいぼう〔‐サイバウ〕【STAP細胞】
[補説]STAPは、Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency (刺激惹起性多能性獲得)の略。動物の体細胞を弱酸性の溶液に浸すなどの簡単な方法で初期化し、受精卵のようにあらゆる細胞に分化する能力を獲得させることができるというもので、注目を浴びた。しかし、論文発表者が行った検証実験でも同細胞は再現されなかった。STAP細胞とされたものは、別の万能細胞であるES細胞からつくられた可能性が高いとされる。