PFAS(読み)ピーファス(その他表記)PFAS

デジタル大辞泉 「PFAS」の意味・読み・例文・類語

ピーファス【PFAS】[Pollen-food allergy syndrome]

Pollen-food Allergy Syndrome花粉症の人が野菜果物を食べたときに、唇・舌・喉などにかゆみや腫れなどのアレルギー症状を起こす病気口腔アレルギー症候群一つ食物に、花粉症の原因物質と類似した構造をもつたんぱく質が含まれていることによる。花粉食物アレルギー症候群
[補説]花粉とPFASを起こす食物の例
花粉食物
シラカバ・ハンノキリンゴ・西洋ナシ・サクランボ・モモ・アンズ・アーモンドセロリニンジン・ジャガイモ・ダイズ・ピーナッツ・キウイ・ヘーゼルナッツ・マンゴーなど
スギ・ヒノキトマト
カモガヤ・オオアワガエリメロン・スイカ・トマト・ジャガイモ・キウイ・オレンジ・ピーナッツなど
ヨモギセロリ・ニンジン・マンゴーなど
ブタクサメロン・スイカ・ズッキーニ・キュウリバナナなど

ピーファス【PFAS】[per- and polyfluoroalkyl substances]

per- and polyfluoroalkyl substancesペルフルオロアルキル化合物パーフルオロアルキル化合物)とポリフルオロアルキル化合物総称。有機弗素化合物で、界面活性剤テフロン製造時の添加物として使用される。難分解性で環境に残留しやすく、また生体に蓄積する性質がある。

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関連語 特性 原則 輸入

共同通信ニュース用語解説 「PFAS」の解説

PFAS

人工的に作られた有機フッ素化合物で、ペルフルオロアルキル化合物とポリフルオロアルキル化合物の総称。このうちPFOAとPFOSは発がん性などが懸念されており、日本政府は輸入や製造を原則禁止した。熱に強く、水や油をはじく特性があり、食品包装や航空機用の泡消火剤などに幅広く使われてきた。水に溶けやすいが、自然環境中では分解されない。

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