PFAS(読み)ピーファス

デジタル大辞泉 「PFAS」の意味・読み・例文・類語

ピーファス【PFAS】[Pollen-food allergy syndrome]

Pollen-food Allergy Syndrome花粉症の人が野菜果物を食べたときに、唇・舌・喉などにかゆみや腫れなどのアレルギー症状を起こす病気口腔アレルギー症候群一つ食物に、花粉症の原因物質と類似した構造をもつたんぱく質が含まれていることによる。花粉食物アレルギー症候群
[補説]花粉とPFASを起こす食物の例
花粉食物
シラカバ・ハンノキリンゴ・西洋ナシ・サクランボ・モモ・アンズ・アーモンドセロリニンジン・ジャガイモ・ダイズ・ピーナッツ・キウイ・ヘーゼルナッツ・マンゴーなど
スギ・ヒノキトマト
カモガヤ・オオアワガエリメロン・スイカ・トマト・ジャガイモ・キウイ・オレンジ・ピーナッツなど
ヨモギセロリ・ニンジン・マンゴーなど
ブタクサメロン・スイカ・ズッキーニ・キュウリバナナなど

ピーファス【PFAS】[per- and polyfluoroalkyl substances]

per- and polyfluoroalkyl substancesペルフルオロアルキル化合物パーフルオロアルキル化合物)とポリフルオロアルキル化合物総称。有機弗素化合物で、界面活性剤テフロン製造時の添加物として使用される。難分解性で環境に残留しやすく、また生体に蓄積する性質がある。

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共同通信ニュース用語解説 「PFAS」の解説

PFAS

有機フッ素化合物のうち、ペルフルオロアルキル化合物とポリフルオロアルキル化合物の総称。1万種類以上の物質があるとされる。耐熱や水、油をはじく特性から布製品や食品容器、フライパンコーティングのほか、航空機用の泡消火剤に使われてきた。有害な化学物質を規制する「ストックホルム条約」でいくつかの物質が対象となっており、国内では代表物質であるPFOSが2010年、PFOAが21年に輸入や製造が原則禁止され、その後PFHxSも追加された。

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