包帯の一種で、普通は1辺が90~100センチメートルの正方形の白布(木綿)を対角線で二つ折りに切断したものをいう。これをさらに二つに折ったものが小三角巾である。用途が広く、使い方も簡単なため、そのままの形で使ったり、適当な幅に畳んで使ったりする。広い範囲を覆ったり固定したりするときのほか普通の包帯(巻軸帯)では巻きにくい頭、胸、肩、臀部(でんぶ)などの包帯として便利である。また、上肢(じょうし)を支える提肘(ていちゅう)三角巾としても用いる。
三角巾で頭部を被覆する場合は、まず三角巾の底辺を約3センチメートル折り返し、これを外側にして底辺の中央を前額(眉(まゆ)の上)中央に当て、頂点は後頭部に垂らす。ついで両手で底辺を持ち、耳の部分で絞るようにひだをとって密着させながら頭部を覆い、両端を後頭部で交差させて前額中央で結ぶ。後頭部の頂点は下方に引いてしわを伸ばし、交差部の中に挟み込むか、あるいは頂点を前額部に持ってきて先に結んだ一端と結ぶ。提肘三角巾の使い方は、三角巾の端を首に回して結び、直角に曲げた前腕を支持固定する。かつては、三角巾に使用方法が染め描かれていたものがあったが、これは救急に際してだれもが間違いなく使用できることを目的としたものと思われる。
[山根信子]
包帯の一種。さらし木綿を材料とした正方形の布片を対角線で裁断して作られる。形状が三角形なのでこの名があり,三角帛とも書く。前腕の固定などによく使用されるが,普通の包帯より取扱いが簡単なうえ,木綿なのでしっかりと縛ることができることから,出血部位の上端をきつく縛って止血したり,副木を固定するなど,応用範囲が広い。
執筆者:小野 美貴子
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