傾聴(読み)ケイチョウ

デジタル大辞泉 「傾聴」の意味・読み・例文・類語

けい‐ちょう〔‐チヤウ〕【傾聴】

[名](スル)耳を傾けて、熱心に聞くこと。「傾聴に値する意見」「傾聴すべきお話」
[類語]謹聴静聴拝聴清聴陪聴聞く聴取聴聞聴講傍聴試聴聞き取りヒアリングリスニング聞く

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精選版 日本国語大辞典 「傾聴」の意味・読み・例文・類語

けい‐ちょう‥チャウ【傾聴】

  1. 〘 名詞 〙 耳を傾けて一心にきくこと。熱心にきくこと。
    1. [初出の実例]「毎人談武事、輒傾聴之」(出典日本外史(1827)一五)
    2. 「皆熱心にそれを傾聴して居った」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一)
    3. [その他の文献]〔礼記‐曲礼〕

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普及版 字通 「傾聴」の読み・字形・画数・意味

【傾聴】けいちよう(ちやう)

聞きいる。宋・文天祥〔辛竜泉行状に跋す〕予、語るに山川風俗の故(こと)を以てす。君離坐傾聽し、之れをするが(ごと)し。

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人事労務用語辞典 「傾聴」の解説

傾聴

傾聴とは、相手のいうことを否定せず、耳も心も傾けて、相手の話を「聴く」会話技術を指します。意識すべきなのは、相手に共感し、信頼していると示すこと。経済産業省が「職場地域社会の中で多様な人々とともに仕事するうえで必要な基礎的な能力」として提言している「社会人基礎力」の要素にも、「傾聴力」が含まれています。

出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報

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