デジタル大辞泉
「私意」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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し‐い【私意】
- 〘 名詞 〙
- ① 自分個人の意見。主観的で世間には通用しない、という意味あいで用いることが多い。
- [初出の実例]「吾は物をよく知と思ふ私意がきざせば、其知が心に塞り掩て空虚ならず」(出典:応永本論語抄(1420)子罕第九)
- ② 自己の利益をはかる心。私情をまじえた、公平でない心。私心。
- [初出の実例]「さまざまの慮智をめぐらし、工夫をつくすも、皆人欲に落、私意にかたよりて」(出典:談義本・艷道通鑑(1715)二)
- [その他の文献]〔漢書‐劉歆伝〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「私意」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の私意の言及
【本意本情】より
…そんな本意論の基本的精神を継承しながら,しかも固定化,因習化した美学を打破し,いま一度自分の新しい見方で万古不易の対象の生命――本情――をとらえ直そうとしたのが,芭蕉たち蕉風俳人の本意本情論である。その意味で,芭蕉たちは類型化,固定化した物の見方を嫌うが,また同時に奇物珍詞をおもしろがる〈私意〉をも厳しく排除する。【堀 信夫】。…
※「私意」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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