見様(読み)ミヨウ

デジタル大辞泉 「見様」の意味・読み・例文・類語

み‐よう〔‐ヤウ〕【見様】

物を見る方法。みかた。「見様によってはそうも考えられる」
[類語]見方意見見解主張所説所論持説持論私見私意私考所思所見考えオピニオン尊敬貴意高見謙譲愚見卑見私見管見

み‐ざま【見様】

はたから見たようす。外見
「など、ここのさまも、―も例ならぬ」〈落窪・一〉

けん‐よう〔‐ヤウ〕【見様】

和歌で、対象をありのままに淡々と詠むこと。また、その歌。

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精選版 日本国語大辞典 「見様」の意味・読み・例文・類語

み‐よう‥ヤウ【見様】

  1. 〘 名詞 〙 見る様子。見る方法。みかた。
    1. [初出の実例]「註の太宗のみやうがちがうたぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)一七)
    2. 「物は見様でどうでもなる」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉一)

み‐ざま【見様】

  1. 〘 名詞 〙 見た様子。はたから見た様子。外見。
    1. [初出の実例]「など、ここのさまも、見ざまも例ならぬ」(出典:落窪物語(10C後)一)

けん‐よう‥ヤウ【見様】

  1. 〘 名詞 〙 歌論で、歌体一つ。対象をありのままに淡々とよむこと。また、その歌。〔定家十体(13C)〕

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