intrusion ,injection ,magmatic emplacement
地下深部で発生したマグマが地殻内の種々の深さに上昇する現象。迸入とも。地表にでてくる噴出(extrusion)に対する語。固結した岩体を貫入岩体という。周囲の岩石の構造に対し調和的岩体(concordant intrusives)にシル・ラコリス・ファコリス・ロポリスなど,非調和的岩体(discordant intrusives)に岩脈・岩床・ビスマリス・コノリス・バソリス・岩株・ボスなどがある。マグマの貫入機構は,マグマが側方に広がりながら母岩を押し分けて貫入するものと,母岩の褶曲部や剪断帯にできたすきまに受動的に貫入するものとに大別。前者はforceful injection(H.Closs, 1925)・active intrusion(H.H.Read, 1961),後者はpermissive emplacement(H.Closs, 1925)・passive intrusion(H.H.Read, 1961)という。前者はメソ帯の整合的プルトンに多く,ドーム状の初生流動構造と接触部における母岩の構造の乱れが特徴的。成層岩体の成層面を押し広げるシル・ラコリス・ロポリスの貫入機構やストーピングはこの典型的な例。これに対し,コールドロン貫入やコノリスの貫入機構はpermissive emplacementの代表例とされている。
執筆者:加納 博・端山 好和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…垂直に近い板状貫入岩体。直立していないものは岩床という。…
※「貫入」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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