出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
black body radiation
すべての波長の放射を完全に吸収・放射する理想的な物質を黒体と呼び,黒体から放射される電磁波を黒体放射と呼ぶ。実際の物質からの放射と,それと同温の黒体からの放射の比を放射率(射出率)と呼ぶ(波長に依存する)。放射率と吸収率は等しく(キルヒホッフの法則),また放射率と反射率と透過率を足したものが1となる。黒体とは全ての波長に対して反射率=透過率=0,放射率=吸収率=1となる物質である。黒体放射のエネルギースペクトルを理論的に示したのがプランクの法則である。参考文献:田中博(2017) 地球大気の科学,共立出版
執筆者:梶野 瑞王
参照項目:プランクの法則
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…色温度とは,完全放射体,すなわち黒体というものを考えて,その温度を変えるとそこから出てくる光の分光エネルギー分布が変化して色が変わってくるということに着目し,色をそれと同じ色を出す黒体の温度で表そうとするものである。黒体放射は諸条件を厳密にコントロールした実験室でないと実現できないので簡単に体験できるものではないが,代りに例えば炭を燃える火の中にほうりこんでみよう。最初,つまり炭の温度の低いときは赤い色をしているが,よく燃えてきて温度が上がってくるとだんだん白っぽくなる。…
…熱線ないし赤外線はその一部である。物理学の術語としては,あたえられた温度の黒体(それに当たる電磁波を波長によらず完全に吸収してしまう理想物体)と熱平衡にある電磁波と定義され,黒体放射とも呼ばれる。実際上は,閉じた容器(空洞)の壁を一定の温度まで熱したとき,平衡状態でその中に満ちる電磁波として実現されるので,空洞放射ともいう。…
※「黒体放射」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...