さお‐いし〔さを‐〕【×竿石】
- デジタル大辞泉
- 石灯籠いしどうろうの、台石の上にあって火袋を支える柱状の石。
てがた‐いし【手形石】
- デジタル大辞泉
- 神が降臨したしるしに手形をつけて残したといわれる神聖な石。足形を残したものを足跡あしあと石という。
とうだい‐いし【灯台石】
- デジタル大辞泉
- ⇒手燭石てしょくいし
とくやま‐いし【徳山石】
- デジタル大辞泉
- 山口県周南市の黒髪島から産する花崗岩の石材名。国会議事堂に使われている。土木・墓石用材。黒髪石。
つか‐いし【▽束石】
- デジタル大辞泉
- 1 床束ゆかづかなどの下に据える礎石。2 基壇の側面に置かれる短い柱状の石材。
つらら‐いし【氷=柱石】
- デジタル大辞泉
- 鍾乳石しょうにゅうせきの異称。
えん‐せき【×燕石】
- デジタル大辞泉
- 《燕山から出る、玉ぎょくに似るが玉でない石の意》まがいもの。また、価値のないものを珍重し、誇ること。小才の者が慢心するたとえ。
おおさか‐せき〔おほさか‐〕【大▽阪石】
- デジタル大辞泉
- 平成11年(1999)、大阪府箕面みのお市の廃鉱で発見された鉱物。硫酸亜鉛の一種。発見者は大西政之。平成19年(2007)国際鉱物学連合により新鉱物と…
おがみ‐いし〔をがみ‐〕【拝み石】
- デジタル大辞泉
- 庭園を眺めたり礼拝したりする場所に置く平たい石。
かい‐いし〔かひ‐〕【貝石】
- デジタル大辞泉
- 1 化石になった貝殻。2 貝殻のついた石。
かいだん‐せき【戒壇石】
- デジタル大辞泉
- 律宗・禅宗などの寺院の前に立てた石標。寺院全体を戒壇と見立てたもの。多くは「不許葷酒入山門くんしゅさんもんにいるをゆるさず」の句を刻む。結…
かんすい‐せき【寒水石】
- デジタル大辞泉
- 茨城県北部から産する結晶質石灰岩の石材名。阿武隈高地南端の古生層の中から掘り出され、白色や濃緑色・灰色の縞しま模様がある。建築・彫刻用。
クリストバル‐せき【クリストバル石】
- デジタル大辞泉
- 《cristobalite》二酸化珪素を主成分とする鉱物。石英・鱗珪りんけい石と多形をなす。無色か白色で、低温型の正方晶系と高温型の等軸晶系がある。火…
げんば‐いし【玄×蕃石】
- デジタル大辞泉
- 敷石や蓋石ふたいしに用いる長方形の板石。
しずめ‐いし〔しづめ‐〕【沈め石】
- デジタル大辞泉
- 庭石で、一部分だけを地表に出しておくもの。
し‐せき【矢石】
- デジタル大辞泉
- 矢と、弩いしゆみの石。また、矢や石の飛び交う所。戦場。「―を冒して功名を思う武夫が」〈田口・日本開化小史〉
しゃ‐せき【×赭石】
- デジタル大辞泉
- 土状の赤鉄鉱。精製して深紅色の顔料として用いる。中国山西省代県に産するものが有名なので、代赭石たいしゃせきともいう。
すえ‐いし〔すゑ‐〕【据(え)石】
- デジタル大辞泉
- 庭などに据えておく石。置き石。
たたき‐いし【×叩き石】
- デジタル大辞泉
- 1 手に直接にぎって槌つち(ハンマー)として使った石器の総称。2 わらをたたいて柔らかくするための台石。
たんけい‐せき【端渓石】
- デジタル大辞泉
- 端渓に産する古生代の輝緑凝灰岩。色は黒・青・緑・紫などがあり、最高級の硯すずり石として有名。
ちゅう‐じゃく【×鍮石】
- デジタル大辞泉
- 真鍮しんちゅうのこと。
せき‐しょう〔‐シヤウ〕【石匠】
- デジタル大辞泉
- 石を切り出したり、石に細工したりする職人。石工いしく。
せき‐じん【石人】
- デジタル大辞泉
- 石製の人物像。
せき‐たい【石×苔】
- デジタル大辞泉
- 石の表面に生えたこけ。
せき‐とう【石×磴】
- デジタル大辞泉
- 石段。また、石の多い坂道。「―が五六段手にとる様に見える」〈漱石・草枕〉
せき‐どう【石×幢】
- デジタル大辞泉
- 石塔の一。六角または八角の石柱と、仏龕ぶつがん・笠・宝珠などからなる。中国から渡来し、日本では室町時代以降のものが多い。[補説]平成23年(201…
せき‐はい【石肺】
- デジタル大辞泉
- 塵肺じんぱいの一。岩石の微粉が吸入されて肺に沈着し、呼吸機能が衰える職業病。
せきばん‐せき【石版石】
- デジタル大辞泉
- 石版印刷に用いる版材の石。大理石に似た石で、色は白色または淡黄色。硬くて石理が緻密ちみつで吸油性がある。
せき‐ぼう【石棒】
- デジタル大辞泉
- 縄文時代、棒状の一端または両端に丸く膨らみをつけた磨製石器。男性器のシンボルとも、儀礼・祭祀さいし用とも考えられている。
あられ‐いし【×霰石】
- デジタル大辞泉
- 炭酸カルシウムからなる鉱物。成分は方解石と同じであるが、結晶構造が異なる。多く柱状・塊状・豆粒状で、白色。斜方晶系。アラゴナイト。
いし‐あわせ〔‐あはせ〕【石合(わ)せ】
- デジタル大辞泉
- 物合わせの一。左右に分かれて、石に和歌を詠み添えて、その優劣を競う遊戯。一説に、石の形や色を比べて、優劣を競う遊戯ともいう。
いし‐がま【石鎌】
- デジタル大辞泉
- 鎌の形をした弥生時代の磨製石器。木の柄をつけ、収穫・草刈りに用いたらしい。
いぼ‐いし【×疣石】
- デジタル大辞泉
- 外部が黒褐色で、砂石がまじり、内部が空になっている石。岩壺いわつぼ。袋石ふくろいし。
いわ‐ばしる【石走る】[枕詞]
- デジタル大辞泉
- [枕]1 岩で水がとびちる意から「垂水たるみ」にかかる。「―垂水の上のさわらびの」〈万・一四一八〉2 「近江あふみ」「神奈備山かんなびやま」な…
うぶ‐いし【産石】
- デジタル大辞泉
- 出産直後に炊く産立うぶたて飯の膳にのせる1個または数個の小石。川や軒下の雨だれ跡や氏神の境内から拾ってくる。産神うぶがみのやどったものと考え…
しゃりん‐せき【車輪石】
- デジタル大辞泉
- 古墳時代の碧玉へきぎょく製の腕輪形宝器。弥生時代の貝製腕輪に起源をもつ。
ひょう‐せき〔ヘウ‐〕【標石】
- デジタル大辞泉
- 1 目印の石。また、道標に立てた石。「国分寺跡の標石」2 測量で、三角点や水準点に埋設される石。多く花崗岩の角柱が用いられる。
はくうん‐せき【白雲石】
- デジタル大辞泉
- ⇒苦灰石くかいせき
掛入石かけいりいし
- 日本歴史地名大系
- 山形県:上山市中山村掛入石[現]上山市中山中山(なかやま)の北端の置賜(おきたま)郡・村山郡の境界にある巨岩。細井平洲の「松州記」に「橋ヲ…
へいこう‐せき〔ヘイカウ‐〕【平衡石】
- デジタル大辞泉
- 平衡器官の中にある分泌物。カルシウムを含む粒で、前庭器官や平衡胞の中で感覚毛と接触することによって平衡感覚を生ずる。平衡砂。耳石。聴石。
ぼうしゅう‐いし〔バウシウ‐〕【房州石】
- デジタル大辞泉
- 千葉県、房総地方から産する石材。白色の凝灰質砂岩で、鋸山のこぎりやま産のものが有名。土木・建築に用いられる。
か‐せき〔クワ‐〕【過石】
- デジタル大辞泉
- 「過燐酸石灰かりんさんせっかい」の通称。
はだか‐いし【裸石】
- デジタル大辞泉
- ⇒ルース
石皿 いしざら
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 平たい大きな石に皿のようにくぼみをつけた石器その上に木の実や根茎類などをのせ,他の硬い石ですりつぶすなど,調理に使ったものと思われる。縄文…
石包丁 いしぼうちょう
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 弥生時代,農具として使用された磨製石器長方形または半月形の扁平な石器で,一方の長辺に刃がつき,中央に1〜2個の穴があって,これにひもを通し…
石棒 せきぼう
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 縄文時代中期以降に現れる棒状の磨製石器長さ0.5m〜1mあまり。用途は明らかではないが,生殖器崇拝,武器,権威の象徴,穀物すりつぶし具など諸説…
つか‐いし【束石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 床束(ゆかづか)の下にすえる礎石。[初出の実例]「 ツカイシ ツミ石」(出典:温故知新書(1484))
三国伝来石 さんごくでんらいのいし
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。初演寛保2.11(大坂・岩井座)
すず‐いし【錫石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 錫の鉱石。少量の鉄などを含む酸化錫。化学組成式 SnO2 灰・褐・黒色などで金剛光沢または脂肪光沢を有する。正方晶系。ふつう粒状・柱状…
しゅご‐せき【守護石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 庭園の景色の中心となる石。主人石。