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クリストバル石 クリストバルせきcristobalite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クリストバル石
クリストバルせき
cristobalite

SiO2石英の同質多形鉱物の一つ。低温型と高温型があり,低温型は正方晶系,高温型は等軸晶系。比重 2.3,硬度 6.5。鱗ケイ石とともに火山岩の石基や気孔中に産出する。

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大辞林 第三版の解説

クリストバルせき【クリストバル石】

二酸化ケイ素を主成分とする鉱物。石英や鱗珪りんけい石と多形をなす。正方晶系あるいは立方晶系。火山岩中の晶洞などに産する。 → 多形

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クリストバル石
くりすとばるせき
cristobalite

珪酸(けいさん)鉱物の一種。クリストバライト、方珪石ともいう。鱗珪(りんけい)石(トリディマイト)、コース石、スティショバイト、石英と同質異像の関係にある。しかし石英と異なり、純粋に近いケイ酸であることはまれで、アルミニウムや水分などの不純物を含むことが普通である。常温では正方晶系のもの(低温クリストバル石)しか存在しないが、1470~268℃の間では等軸晶系のものが準安定相として存在しうる。1470~1728℃では等軸晶系の安定相が存在する(高温クリストバル石)。八面体ないし六面体の結晶をなす(そのため方珪石とよばれる)ほか、塊状、鍾乳(しょうにゅう)状、球果状などで産する。安山岩や流紋岩などのすきまに小さい結晶で産するほか、黒曜岩中に球果状で産する。珪質の殻をもった生物の遺骸(いがい)が堆積(たいせき)したり、温泉や地下水から沈殿した非晶質のケイ酸が石英に変わっていく過程でクリストバル石が出現することもある。たとえばオパールでは、非晶質(opal-Aと表記)からクリストバル石(opal-C)になっているものまで、いろいろな段階のものを含んでいる。英名はメキシコの産地にちなんでつけられた。[松原 聰]

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世界大百科事典内のクリストバル石の言及

【クリストバライト】より

…クリストバル石とも呼ぶ。化学組成SiO2の鉱物で,Siを置換して少量のAl,Naが結晶構造中に入ると考えられている。…

※「クリストバル石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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