銅酵素 ドウコウソ copper enzyme
- 化学辞典 第2版
- 銅イオンを含むタンパク質で,酵素としての機能を有するものの総称.銅イオンが機能発現の活性中心であり,すべての分子状酸素を活性化し,有機化合…
リトコール酸 リトコールサン lithocholic acid
- 化学辞典 第2版
- 3α-hydroxy-5β-cholan-24-oic acid.C24H40O3(376.57).ウシ,ヒト,ウサギの胆汁およびウシ,ブタの胆石のなかに存在する.コール酸,デオキシコー…
モネンシンA モネンシン monensin A
- 化学辞典 第2版
- C36H62O11(670.89).放線菌Streptomyces cinnamonensisの産生するポリエーテル抗生物質.融点103~105 ℃(一水和物).+47.4°.pKa 6.6.有機溶媒に易…
scompórre
- 伊和中辞典 2版
- [他]【90】 1 分解[解体]する ~ un numero in fattori|因数に分解する ~ una parola|ある言葉を音節に分ける ~ ql.co.nei suoi elementi|〈…
塩化セリウム エンカセリウム cerium chloride
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】塩化セリウム(Ⅲ):CeCl3(246.48).セリウム(Ⅲ)の酸化物,水酸化物,炭酸塩を塩化アンモニウムと混合して加熱すると無水物が得られる.無水物は…
ジエン重合 ジエンジュウゴウ diene polymerization
- 化学辞典 第2版
- ブタジエン,イソプレンなどの共役ジエン化合物の重合をいう.たとえば,ポリブタジエンの構造単位は,cis-1,4,trans-1,4および1,2の3種類が存在す…
レドックス重合 レドックスジュウゴウ redox polymerization
- 化学辞典 第2版
- 酸化還元重合ともいう.レドックス系の開始剤によるラジカル重合をいう.水系のレドックスとしては,たとえば過硫酸塩,過酸化水素,ヒドロペルオキ…
炭水 たんすい
- 日中辞典 第3版
- 1煤和水méi hé shuǐ.2〈化学〉碳化氢tànhuàqīng.炭水化物〈化学〉碳水化合物t…
vi・ta・min /váitəmin, vít-/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名]1 [C][U]《生化学》ビタミン;〔形容詞的に〕ビタミンの.contain [take] vitaminsビタミンを含む[採る]regular doses of vitaminビタミンを規…
アビエチン酸 あびえちんさん abietic acid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 三環式ジテルペンに属するカルボン酸でロジンの主成分として存在している。マツ科植物の樹幹を傷つけると樹液を分泌し、しだいに固化して樹脂(オレ…
ポリビニルアルコール polyvinyl alcohol
- 改訂新版 世界大百科事典
- ポバールpoval,PVAとも呼ばれる。ビニルアルコールの重合物に相当する高分子化合物であるが,ビニルアルコールは不安定で,実際には存在しえないた…
ガスクロマトグラフィー質量分析計 ガスクロマトグラフィーシツリョウブンセキケイ gas chromatography mass spectrometer
- 化学辞典 第2版
- 略称GC-MS.ガスクトマトグラフィーと質量分析計を結合し,多成分の有機化合物の混合物をガスクロマトグラフィーにより分離し,分離した各成分を質量…
リービッヒ リービッヒ Liebig, Justus Freiherr von
- 化学辞典 第2版
- ドイツの化学者.ダルムシュタットに生まれる.家業不振のためにギムナジウムを中退して,一時薬局に奉公した.1820年新設のボン大学に入学,化学者K…
テルビウム テルビウム terbium
- 化学辞典 第2版
- Tb.原子番号65の元素.電子配置[Xe]4f 96s2の周期表3族ランタノイド元素.希土類元素イットリウム族の一つ.安定核種は質量数159のみの単核種元素.…
大村智 おおむらさとし (1935― )
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 化学者。山梨県北巨摩(きたこま)郡神山(かみやま)村(現、韮崎(にらさき)市)出身。1958年(昭和33)山梨大学学芸学部卒業。東京都立墨田工業高等学…
おぼし‐もの・す【思物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行変 〙 ( 「おぼし」は動詞「おもう(思)」の尊敬語「おぼす」の連用形。「ものす」は動作や存在の意を表わす動詞の代わりに用いる ) …
めしあがり‐もの【召上物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 食べる人を敬って、その飲食物をいう語。[初出の実例]「召上(メシアガ)り物(モノ)をと婢に命じぬ」(出典:置炬燵(1890)〈斎藤緑雨〉上)
福井謙一 (ふくいけんいち) 生没年:1918-98(大正7-平成10)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 1981年度ノーベル化学賞を受賞した化学者。日本人としては6人目のノーベル賞受賞者である。奈良県に生まれ,京都帝国大学工学部工業化学科卒業後,軍…
灰チタン石 かいちたんせき perovskite
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 複酸化鉱物の一つ。ペロブスカイト(ペロウスカイト)ともいう。鉱物としてばかりでなく、原子配列の一つの基本形としてペロブスカイト型化合物(一…
写真感光材料 しゃしんかんこうざいりょう photosensitive material
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 光や放射線がつくる像や影を固定するために使用される材料をいい、ガラス、紙、フィルムなどの支持体上に、写真乳剤を塗布したもの。写真感材、ある…
アゾトメトリー azotometry
- 改訂新版 世界大百科事典
- 岩崎憲によって創案された微量化学分析法の一種。被験物質にそれぞれ適当な試薬を作用させて,定量的に窒素ガスを発生させ,その容積を測定すること…
トタン板 とたんいた galvanized sheet
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 亜鉛をめっきした薄鉄板をいう。鉄は安価で、適度な強度と加工性があり、もっとも多量に使用されている金属であるが、その構造材としての最大の弱点…
ホスホモリブデン酸(塩) ホスホモリブデンサンエン phosphomolybdic acid(phosphomolybdate)
- 化学辞典 第2版
- Pをヘテロ原子とするMoのヘテロポリ酸(慣用名).リンモリブデン酸(塩),モリブドリン酸(塩)ともいう.ホスホ十二モリブデン酸(塩)(IUPAC半体系的慣用…
ヒドラジン ヒドラジン hydrazine
- 化学辞典 第2版
- H2N-NH2(市販品の多くは一水和物)と,そのHを炭化水素基で置換した化合物(ヒドラジン類)をいう.【Ⅰ】N2H4(32.05)(一水和物は,N2H4・H2O(50.06)):体…
もの‐さし【物差・物指】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 物の長さを差しはかる道具。竹・鉄・プラスチックなどで作った細長いもので、長さの単位の目盛がつけてある道具。江戸時代、これを手渡…
アミノ酸
- 知恵蔵
- 天然には約20種のアミノ酸があり、多くは窒素化合物としてたんぱく質に組み込まれている。体内において消化酵素で加水分解され、アミノ酸になる。中…
エー‐ビー‐エス【ABS】[access and benefit-sharing]
- デジタル大辞泉
- 《access and benefit-sharing 「遺伝資源の取得と利益配分」の意》微生物・動物・植物などの生物資源を構成する遺伝資源や生化学化合物を利用するこ…
インゴルド いんごるど Christopher Ingold (1893―1970)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イギリスの化学者。ロンドンに生まれ、サウサンプトン大学に学び、1923年学位を得た。1920~1924年インペリアル・カレッジの化学講師、1924~1930年…
旋光分散 せんこうぶんさん optical rotatory dispersion
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 物質の旋光性は用いた光源の波長によって異なるので、波長を変えて比旋光度を測定したスペクトルを旋光分散(ORDともよばれる)という。一般に、ナト…
アルキル基 アルキルき alkyl group
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 脂肪族飽和炭化水素から水素原子1個を除いた残りの炭化水素基の総称。炭素原子数3以上のものでは,同じ炭化水素から取除かれる水素原子の位置により…
グアノ guano
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 海鳥類,コウモリ類,アザラシ類の糞の堆積物で上質の有機肥料となるもの。鳥類のグアノの主産地は,ウ,ペリカン,カツオドリが多くすみ,雨量の少…
フランクランド Frankland, Sir Edward
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1825.1.18. ランカシャー,チャーチタウン[没]1899.8.9. ノルウェー,ゴライギリスの化学者。薬局の徒弟修業を終えて,ドイツのマールブルク大学…
ネオジム neodymium
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 元素記号 Nd ,原子番号 60,原子量 144.24。周期表3族,希土類元素でランタノイド元素の1つ。主要鉱石はセル石,モナズ石,ガドリン石などであるが…
ビスマス
- 百科事典マイペディア
- 元素記号はBi。原子番号83,原子量208.98040。融点271.4℃,沸点1561℃。蒼鉛(そうえん)とも。元素の一つ。15世紀ごろすでにその存在は知られていたが…
富田 久三郎 トミタ キュウザブロウ
- 20世紀日本人名事典
- 明治〜昭和期の化学者,実業家 富田海産塩類製造所社主。 生年嘉永5年2月22日(1852年) 没年昭和12(1937)年12月31日 出生地遠江国市野村(静岡県) 経…
ロバート・B. ウッドワード Robert Burns Woodward
- 20世紀西洋人名事典
- 1917.4.10 - 1979.7.8 米国の有機化学者。 元・ハーバード大学教授。 マサチューセッツ州ボストン生まれ。 16才でマサチューセッツ工科大学に入学…
四酸化オスミウム シサンカオスミウム osmium tetraoxide
- 化学辞典 第2版
- OsO4(254.22).酸化オスミウム(Ⅷ),無水オスミン酸ともいう.オスミウムの粉末を酸素と反応させるか,オスミウム化合物を酸化剤で酸化すると得られる…
臭化硫黄 シュウカイオウ sulfur bromide
- 化学辞典 第2版
- 臭素と硫黄の化合物.確実なのはS2Br2のみである.二臭化二硫黄(disulfur dibromide):S2Br2(223.94).硫黄と臭素との融解生成物を減圧蒸留すると得…
臭化ヨウ素 シュウカヨウソ iodine bromide, iodine monobromide
- 化学辞典 第2版
- ヨウ素と臭素の化合物.確実なのは,IBrのみである.IBr(206.81)は一臭化ヨウ素ともいう.Br2 と I2 との直接反応で得られる.黒褐色(透過光では赤色…
クロロピクリン クロロピクリン chloropicrin
- 化学辞典 第2版
- trichloronitoromethane.CCl3NO2(164.38).一般には,ニトロメタンにさらし粉を作用させると得られるが,クロラールのような有機ハロゲン化合物に硝…
ジメチル亜鉛 ジメチルアエン dimethylzinc
- 化学辞典 第2版
- Zn(CH3)2(95.48).メチル亜鉛ともいう.ハロゲン化メチル亜鉛CH3ZnXの熱分解により合成される.無色の液体.融点-42.2 ℃,沸点46 ℃.1.386.エーテ…
液体レーザー エキタイレーザー liquid laser
- 化学辞典 第2版
- 動作物質として蛍光物質を溶かした液体を用いるレーザー.蛍光を発する色素の溶液を用いるものは色素レーザーとよばれ,Eu3+ などの金属イオンのキ…
第一塩 ダイイチエン primary salt
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】オルトリン酸H3PO4のような三塩基酸以上の多塩基酸のH原子1個が,金属原子で置換された形の塩に対する慣用的呼称.例:NaH2PO4;第一リン酸ナト…
メチル D-グルコピラノシド メチルグルコピラノシド methyl D-glucopyranoside
- 化学辞典 第2版
- C7H14O6(194.18).メチルα-D-グルコピラノシドは,メタノール中でグルコースに塩化水素を作用させることにより,少量のメチルβ-D-グルコピラノシドと…
リン酸エステル リンサンエステル phosphate
- 化学辞典 第2版
- リン酸より生成するエステルの総称.リン酸は三塩基酸なので,対応するモノエステル(a),ジエステル(b),トリエステル(c)の3種類のエステルが存在す…
レチナール レチナール retinal
- 化学辞典 第2版
- C20H28O(284.43).ビタミンAアルデヒド,レチネンなどともいう.ビタミンA(レチノール)の末端-CH2OHが-CHOになったもの.動物の網膜,卵,血漿などに…
ビタミンB6欠乏症(ビタミン欠乏症)
- 内科学 第10版
- (2)ビタミンB6欠乏症 概念 ビタミンB6はピリドキシン関連化合物の総称で,アミノ酸代謝の補酵素としてGABA,セロトニン,ドパミンなどの神経伝達…
過酸化ベンゾイル (かさんかベンゾイル) benzoyl peroxide
- 改訂新版 世界大百科事典
- 過酸化ジベンゾイルともいう。無色の結晶。融点105℃。塩化ベンゾイルをアルカリの存在下で過酸化ナトリウム,または過酸化水素と反応させて合成する…
リーバーマン Karl Theodor Liebermann 生没年:1842-1914
- 改訂新版 世界大百科事典
- ドイツの有機化学者。ベルリン生れ。R.W.ブンゼンのもとで化学を学んだのち,ベルリンの工業学校にあったJ.F.W.A.vonバイヤーの研究室に加わる。1869…
有機ガラス (ゆうきガラス) organic glass
- 改訂新版 世界大百科事典
- 透明なプラスチックを用いてつくられたガラス状成形品の通称。当初尿素樹脂を型に入れて硬化したものが用いられたが,その後第2次世界大戦中に軍用機…