せん‐げんどう【銭玄同】
- デジタル大辞泉
- [1887~1939]中国の言語学者。本名、銭夏。浙江省呉興の人。日本に留学し、章炳麟しょうへいりんに師事。帰国後は国立北京高等師範などで教える。…
ぜに‐さつ【銭札】
- デジタル大辞泉
- 江戸時代から明治初期にかけて諸藩で発行した藩札の一。銭高で額面を表示した。
おい‐せん〔おひ‐〕【追(い)銭】
- デジタル大辞泉
- 支払ったうえに、さらに余分に払う金。おいがね。「盗人に追い銭」
じし‐せん〔ヂシ‐〕【地子銭】
- デジタル大辞泉
- ⇒地子2
いちもん‐せん【一文銭】
- デジタル大辞泉
- 1 1個1文の穴あき銭。江戸時代の最小単位の通貨。2 きわめてわずかの銭。3 紋所の名。1の形を図案化したもの。
銭穆【せんぼく】
- 百科事典マイペディア
- 台湾の歴史家,思想家。独学で中国近代の中国学の大家となった人物。1930年,燕京大学国文講師に招かれ,次いで,北京大学,清華大学,南西連合大学…
われ‐ぜに【割れ銭/▽破れ銭】
- デジタル大辞泉
- 破損した貨幣。中世、悪銭の一種として撰銭えりぜにの対象となった。
たね‐せん【種銭】
- デジタル大辞泉
- 1 銭を造るとき、鋳い型の模型となる銭。2 金をためるときのもとにする金銭。
たび‐せん【旅銭】
- デジタル大辞泉
- 旅に必要な金銭。旅費。
布銭 (ふせん) bù qián
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国,春秋戦国時代に主として三晋(山西南部,河南北部,陝西東部)を中心とする黄河中流域で流通した鏟(すき)形の貨幣の総称。布貨ともいう。布…
銭荘 (せんそう) qián zhuāng
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国の旧式金融業。旧式金融業は銭荘のほか,銭店・銭舗,銀号,票荘・票号などいろいろの名称でよばれるが,そのちがいは主として業務内容とか,地…
青苗銭 (せいびょうせん) Qīng miáo qián
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国,唐の後半期,安史の乱後から両税法制定前後の時期に徴収された臨時の付加税の一つ。青苗銭という名は,国家財政の窮迫のため穀物の苗の青いと…
鐚銭 びたせん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 16世紀後期より江戸時代にかけて使用された悪質の銭貨。「びたぜに」とも読み、悪銭(あくぜに)ともいう。とくに寛永通宝(かんえいつうほう)が新鋳さ…
布銭 ふせん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 耕具の形を模した、中国、春秋戦国時代の青銅貨幣。布銭の原型は、鉄製の耕作具であったと考えられ、布貨、布幣も同じ意味であり、柄(え)をすげる部…
富本銭 ふほんせん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 7世紀後半に日本で鋳造された銅銭。和同開珎(わどうかいちん/わどうかいほう)に先行する鋳造貨幣と考えられる。円形銭の中央に方形の穴があいた円形…
銭選 せんせん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生没年不詳。中国、13世紀後半の元(げん)初に活躍した画家。字(あざな)は舜挙(しゅんきょ)。号は玉潭(ぎょくたん)、巽峯(そんぽう)、習嬾(しゅうらん…
明銭 みんせん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国の明代(1368~1644)に鋳造された銭貨。太祖洪武帝(こうぶてい)は即位前、元(げん)の1361年(至正21)に大中通宝を鋳、即位後68年(洪武1)に洪…
せんそう【銭曾】
- 改訂新版 世界大百科事典
せんさつ【銭札】
- 改訂新版 世界大百科事典
ぜにごま【銭ごま】
- 改訂新版 世界大百科事典
めいせん【冥銭】
- 改訂新版 世界大百科事典
宋銭 そうせん Song-qian; Sung-ch`ien
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 中国,宋代に鋳造された貨幣。主貨幣は銅銭であったが,鉄銭も用いた。太祖(第1代皇帝,趙匡胤。在位 960~976)は最初の宋銭である宋通元宝(宋元…
紙銭 (しせん) zhǐ qián
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国で死者のために焚く紙製の銭。楮銭,冥銭,陰銭,冥票,冥鈔ともいった。新中国の一部地域や台湾では今でも行われている。黄紙に銭の形を印刷し…
ちょせん【楮銭】
- 改訂新版 世界大百科事典
富本銭 ふほんせん
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 天武天皇(在位 673~686)の時代に鋳造された,日本列島最古のものと考えられる銅銭。古代の巨大工房遺跡である奈良県明日香村飛鳥池遺跡において,…
ぎんせん【銀銭】
- 改訂新版 世界大百科事典
替銭 かえぜに
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 「かわし」ともいう。鎌倉,室町時代における送金手段。鎌倉時代中期頃発生した為替の始り。現金輸送がきわめて困難な時代に,年貢などを遠隔地荘園…
あずかりぜに【預銭】
- 改訂新版 世界大百科事典
いんせん【陰銭】
- 改訂新版 世界大百科事典
とくせん【徳銭】
- 改訂新版 世界大百科事典
いちもん‐せん【一文銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 一枚が一文の値を持つ小額貨幣。江戸時代、元文四年(一七三九)までは銅銭であったが、のちには鉄の一文銭も発行されるようになった。②…
銭花 (ゼニバナ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。アオギリ科の一年草。ゴジカの別称
馬銭 (マチン・バセン)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Strychnos nux‐vomica植物。マチン科の常録高木,薬用植物
永銭 えいせん
- 旺文社日本史事典 三訂版
- ⇨ 永楽銭
銭 玄同 (せん げんどう)
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1887年9月12日中国,民国の学者1939年没
びん‐せん【緡銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 緡(さし)に貫いた銭。〔布令字弁(1868‐72)〕 〔史記‐平準書〕② 孔のある銭。あなあきせん。
よう‐せん【用銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 そのことに用いる銭。また、公用の金銭。用金。[初出の実例]「此牛は先生此寺の別当也。只今云事は用銭五文能受二涅槃一不レ能レ引レ車」…
きゅう‐せん(キウ‥)【旧銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 新銭が発行されるすぐ前に使われていたぜに。古いぜに。[初出の実例]「其新銭文曰二万年通宝一、以レ一当二旧銭之十一」(出典:続日本紀‐…
うち‐せん【打銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =うちちん(打賃)②
かぐら‐せん【神楽銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神楽を舞った礼として納める金銭。[初出の実例]「ねき町の市とのにやるや神楽銭」(出典:咄本・私可多咄(1671)五)「ありつる告(つげ)を…
かわり‐せん(かはり‥)【替銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代の主な銭貨であった寛永通宝銭以外の銭貨。「字替り銭」とも呼ばれる。寛永銭発行以前のもので、主に寛文一〇年(一六七〇)まで…
かやの‐せん【茅野銭・萱野銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代の雑税の一つ。村高にはいっていない茅生地に課せられた税。かやのぜに。〔地方凡例録(1794)〕
こく‐ぜに【石銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =こくせん(石銭)
さき‐ぜに【先銭・前銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 品物を受け取るまえに代金を支払うこと。また、その代金。前銭(まえせん)。先金(さきがね)。[初出の実例]「なま中さきぜにをやって、ぼう…
かえ‐せん(かへ‥)【替銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 中世、為替を組んで送金すること。また、他地での支払いを約束する手形を振り出して、借金すること。かえぜに。かいせん。かわし。[初出…
じし‐せん(ヂシ‥)【地子銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 地子として納付する銭。銭納される小作料、地代。また、銭納される地税。室町後期以降、銭納されることが多くなった。[初出の実例]「就二…
し‐せん【子銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 金銭の貸借によって生じた利息の金銭。[初出の実例]「百文べつに六文づつのしせんをかんかへ申候て」(出典:香取文書‐永正二年(1505)正…
か‐せん(クヮ‥)【過銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 過料として支払う金銭。罰金。科銭。[初出の実例]「於二下司一過銭者、猶百貫分仰付了」(出典:大乗院寺社雑事記‐長祿元年(1457)一一月…
えい‐せん【穎銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 穀類の代わりに税として納めた銭。永銭。[初出の実例]「穎銭といへるは、穀穎にかへて納る銭をいふ意なるべし。唐土にて税銭のこと也と云…
ばっ‐せん【罰銭・伐銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 罰金。[初出の実例]「犯レ法者罰銭三十貫云」(出典:蔗軒日録‐文明一八年(1486)七月五日)