せっく‐せん【節供銭・節句銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、五節供や盆暮に、借家人から家主へ付け届けする金品。[初出の実例]「節句銭明店だけがはしたで来」(出典:雑俳・川柳評万句合‐…
ぜに‐いれ【銭入】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 銭を入れるもの。財布、巾着、がまぐちなど。[初出の実例]「銭入の巾着下て月に行〈正秀〉 まだ上京も見ゆるややさむ〈及肩〉」(出典:俳…
ぜに‐うら【銭占・銭卜】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 銭を用いて行なううらない。種々の方法があり、投げたり、まぜたりして、その現われた銭のその表裏の数や組合わせなどによって吉凶をうら…
ぜに‐じち【銭質】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、質屋の利息で、特に一貫文以下の高利の場合をいう。[初出の実例]「『口説くといふは、三百か一本の銭質(ゼニシチ)の事。まとま…
ぜに‐だいこ【銭太鼓】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 小児の玩具。小さい太鼓。形が小さいところからいう。豆太鼓。② 民俗芸能の楽器。形状はさまざまで、曲げ物の輪の中に十字に針金を通し…
ぜに‐みせ【銭店・銭見世】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =ぜにや(銭屋)[初出の実例]「今橋の片陰に銭(ゼニ)見せ出しけるに、田舎人立寄にひまなく」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)一)②…
せいさつ‐せん【制札銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 戦国時代、軍勢の通過の際に受ける恐れのある略奪、暴行を免れるため、その大将に願って下付された禁制の制札に対して上納する金銭。取次…
せん‐せん【銭選】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国、宋末・元初の画家。字(あざな)は舜挙(しゅんきょ)。浙江呉興の人。宋人の絵を学び、趙孟頫(ちょうもうふ)とともに元代画壇の復古運動を行なっ…
せん‐ぶん【銭文】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 銭の表面にきざみこまれた文字。江戸末期までの銭貨は表面に四文字を配し、額面を明示していないのが通例であり、その表面の文字をいう。…
ずく‐せん(づく‥)【銑銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代通用の寛永通宝一文銭の鉄銭のこと。この鉄銭は元文四年(一七三九)から、江戸(亀戸・小梅・小名木川・柳島・十万坪などの各地…
ざく‐ぜに【ざく銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 価値の低い銭。小銭。びたせん。ざくせん。ざく。[初出の実例]「ざく銭の中へたをれてゆすってる」(出典:雑俳・藐姑柳(1785)三月五日)
こづかい‐ぜに(こづかひ‥)【小遣銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =こづかいせん(小遣銭)[初出の実例]「小使銭(コヅカヒゼニ)くるる人有」(出典:浮世草子・好色一代女(1686)五)
ごみ‐せん【芥銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、江戸市中の清掃費にあてるため、毎月町費として家割に取り立てた金銭。[初出の実例]「大家様の節句銭、番銭、ごみせん」(出典…
ざ‐せん【座銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 中世、特権を持つ座の構成員が、その代償として本所、領家に収めた貢納銭。座公事座役銭。役銭。[初出の実例]「市中検断并屋敷地子収納…
飛銭 ひせん
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 唐の後半期より行われた送銭手形制度。宋代には便銭 (べんせん) ・便換 (べんかん) といわれた唐中期以後,商業の発展と銭納を原則とする両税法の施…
【支銭】しせん
- 普及版 字通
- 前払い。字通「支」の項目を見る。
【鈔銭】しようせん
- 普及版 字通
- 紙幣。字通「鈔」の項目を見る。
【装銭】そう(さう)せん
- 普及版 字通
- 旅費。〔後漢書、明帝紀〕(永平五年)是の、邊人の郡に在るを發す。裝錢人ごとに二を賜ふ。字通「装」の項目を見る。
【兌銭】だせん
- 普及版 字通
- 両替。字通「兌」の項目を見る。
【銭局】せんきよく
- 普及版 字通
- 造幣局。字通「銭」の項目を見る。
銭選【せんせん】
- 百科事典マイペディア
- 中国,元代の画家。生没年不詳。字は舜挙。呉興(浙江省)の人。一生仕官せず,在野の文人として詩画に没頭した。人物画は李公麟,山水画は趙令穣,…
関銭【せきせん】
- 百科事典マイペディア
- 関賃,関料とも。中世の関所で,通行する人馬・船舶・荷物などに課せられた通行税。初め関米・升米(しょうまい)などの名目で米で徴収されたが,鎌倉…
銭ゲバ
- デジタル大辞泉プラス
- ①ジョージ秋山による漫画作品。極度の貧困から、殺人を繰り返しながら金銭と名誉を掴む青年を描く。『週刊少年サンデー』1970年第13号~1971年第6号…
はね‐せん【撥銭・刎銭・跳銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 上前をはねて得た金銭。[初出の実例]「此土地の芸者に限っては、芸者の玉(ぎょく)のはね銭〈略〉を維持費として立ってゐる新橋演舞場を…
ほう‐せん【俸銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 給料として与えられる金銭。手当の金銭。給金。[初出の実例]「本多何某のかうより俸銭を得て」(出典:俳諧・句兄弟(1694)中)[その他の…
にせ‐ぜに【贋銭・偽銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 にせのかね。偽造の貨幣。〔羅葡日辞書(1595)〕
のう‐せん(ナフ‥)【納銭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 金銭を納入すること。納金。特に中世、幕府・領主に対して営業税などを上納すること。また、その金銭。[初出の実例]「新加在所事 納銭五…
【募銭】ぼせん
- 普及版 字通
- 募金。字通「募」の項目を見る。
【奉銭】ほうせん
- 普及版 字通
- 餞別。〔史記、相国世家〕高、布衣爲(た)りしとき、~を以(ひき)ゐて咸陽に(えう)(役)す。皆奉錢三をる。何、獨り五を以てす。字通「奉」の項目を…
【法銭】ほうせん
- 普及版 字通
- 公貨。字通「法」の項目を見る。
あげ‐せん【上げ銭/揚げ銭】
- デジタル大辞泉
- 1 手数料。賃貸料。「一月の―が積もったら大きな事だらう」〈滑・浮世床・二〉2 労働に対する代金。賃金。「―の残りも今日はすっきりと取って」〈…
あら‐ぜに【荒銭】
- デジタル大辞泉
- 劇場で、毎日の収入金。また、一般に毎日の収入。日銭ひぜに。あらせん。
じゅ‐せん【▽鋳銭】
- デジタル大辞泉
- 銭を鋳ること。ちゅうせん。
ろくれん‐せん【六連銭】
- デジタル大辞泉
- 「六文銭ろくもんせん」に同じ。
ひ‐せん【飛銭】
- デジタル大辞泉
- 中国、唐・宋時代の送金手形。重くて輸送に困難な銅銭の代用として、初めは藩鎮と都との間で行われたが、商品経済の発展を反映して民間にも広まった。
ぜぜ‐がい〔‐がひ〕【▽銭貝】
- デジタル大辞泉
- キサゴの別名。
せっく‐せん【節句銭】
- デジタル大辞泉
- 江戸時代、五節句や盆暮に、借家人が家主へつけ届けした金品。
ぜに‐あおい〔‐あふひ〕【銭×葵】
- デジタル大辞泉
- アオイ科の越年草。高さ60~90センチ。葉は円形で長い柄をもち、互生する。初夏、赤紫色の5弁花を開く。ヨーロッパの原産で、日本には元禄以前に渡来…
ぜに‐がめ【銭亀】
- デジタル大辞泉
- イシガメの子のこと。クサガメの子をいうこともある。《季 夏》
ぜに‐こ【銭こ】
- デジタル大辞泉
- 銭のこと。ぜんこ。
ぜに‐そうば〔‐サウば〕【銭相場】
- デジタル大辞泉
- 江戸時代、銭貨と金・銀貨との交換比価。
ぜに‐ばこ【銭箱】
- デジタル大辞泉
- 銭を入れておく箱。施錠の仕掛けや鋲びょう打ちをして頑丈な作りになっている。
せん‐とう〔‐タウ〕【銭刀】
- デジタル大辞泉
- 《「刀」は鉈なたをかたどった中国古代の貨幣》ぜに。銭貨。
にわ‐せん〔には‐〕【庭銭】
- デジタル大辞泉
- 1 遊里で紋日もんびに遊ぶことを約束した客が、遊女や揚屋などの奉公人に与える祝儀の金。「太夫様より宿への時服、―まきちらす」〈浮・一代男・八…
みだし‐ぜに【乱し銭】
- デジタル大辞泉
- 銭緡ぜにさしに通していない銭。ばら銭。みだけぜに。「座敷は―で山の如くぢゃ」〈狂言記・緡縄〉
まき‐せん【×蒔き銭/×撒き銭】
- デジタル大辞泉
- 1 神詣かみもうでの際、特に伊勢神宮の参拝者が諸宮を巡拝する際に、蒔まき米の代わりにまいて手向ける銭。多くは鳩目銭はとのめせんを用いた。2 …
マチン【馬銭】
- デジタル大辞泉
- 《〈中国語〉》マチン科の常緑高木。葉は卵形でつやがある。緑白色の花が枝の先に集まって咲く。実は丸く、黄橙色に熟し、種子に猛毒アルカロイドの…
ぶん‐せん【文銭】
- デジタル大辞泉
- 「文字銭ぶんじせん」に同じ。
鐚銭 びたせん
- 日中辞典 第3版
- 1币面磨光了的劣币bìmiàn móguāngle de lièbì.2(江户时代)一文铁 …
銭金 ぜにかね
- 日中辞典 第3版
- 金钱jīnqián.~銭金の問題ではない|这不是(要不要)金钱的问题.