バイオアッセイ bioassay
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 生物検定。生物に作用のある化合物を生体に与えて,それに感応する生物の反応からその化合物の性質,効力,構成成分などを推定する方法。たとえば,…
プリン(化学)【プリン】
- 百科事典マイペディア
- ピリミジン環とイミダゾール環の縮合環からなる複素環化合物C5H4N4。無色の結晶。融点216〜217℃。水,熱エタノールに易溶。プリン核をもつ化合物のう…
硝化 ショウカ nitrification
- 化学辞典 第2版
- アンモニアを酸化して亜硝酸塩,さらに硝酸塩に酸化する生物の行う反応をいう.この反応は,硝化細菌により土壌中で行われるが,アンモニアを亜硝酸…
クレメンセン還元 クレメンセンカンゲン Clemmensen reduction
- 化学辞典 第2版
- カルボニル化合物に亜鉛アマルガムと過剰の塩酸を加えて煮沸し,カルボニル基をメチレン基に還元する方法.デンマークのE. Clemmensenによって発見さ…
ポリ‐アセチレン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [英語] polyacetylene )① 共役アセチレン結合を持つ化合物の総称。ジアセチレン、トリアセチレン、テトラアセチレンなど。植物界には五…
第三級アミン ダイサンキュウアミン tertiary amine
- 化学辞典 第2版
- 一般式RR′R″N(R,R′,R″はアルキル基,アリール基など)で示される化合物の総称.(1)N,N-ジアルキルアミドの還元,(2)カルボニル化合物と第二級アミン…
C1化学 シーワンかがく C1 chemistry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 一酸化炭素,二酸化炭素,メタン,メタノールなど炭素数1の化合物の製法,またはこれらを原料とした有機化合物の合成法を研究する化学。石油危機を契…
クネベナーゲル反応 クネベナーゲルハンノウ Knoevenagel reaction
- 化学辞典 第2版
- 活性メチレン化合物が,弱塩基の存在下でアルデヒドやケトンと脱水縮合する反応.弱塩基として,ピペリジン,ジエチルアミンなどが用いられ,活性メ…
光延反応 ミツノブハンノウ Mitsunobu reaction
- 化学辞典 第2版
- アゾジカルボン酸ジエチルとトリフェニルホスフィンを用いて活性化した,求核試薬(XH)による脂肪族アルコール(ROH)への置換反応.1976年光延旺洋によ…
海洋投棄規制条約 かいようとうききせいじょうやく Convention on the Prevention of Marine Pollution by Dumping of Wastes and Other Matters
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 鉱物,有機化合物などの海洋投棄を規制する条約。 1972年に採択,75年8月発効。有機ハロゲン化合物,水銀などの海洋投棄の絶対的禁止,鉛,銅,亜鉛…
ラセミ体 らせみたい racemic modification
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 等しい量の光学対掌体(エナンチオマーenantiomer)からなる光学不活性の物質をいう。光学活性をもたない原料および試薬を用いて不斉(ふせい)化合物…
もの‐もの【物物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① それぞれのもの。[初出の実例]「修むる所の善業、物々(モノモノ)、美麗にして薬師菩薩の影向に足れり」(出典:東大寺諷誦文平安初期点(…
どうぞく‐たい【同族体】
- デジタル大辞泉
- 一つの一般式で示すことができ、化学的性質が互いに類似した一連の有機化合物。メタン系炭化水素に属するメタン・エタン・プロパンなど。
ジアゾ‐しゃしん【ジアゾ写真】
- デジタル大辞泉
- 感光性のジアゾ化合物と発色剤・安定剤を混ぜて塗布した感光紙に文書・図面などを重ね、光を照射して光分解させることを利用した写真法。
イソプレノイド
- 栄養・生化学辞典
- テルペノイド,テルペノイド類,テルペノイド化合物,テルペン,テルペン類ともいう.イソプレンの重合体.ビタミンA,ビタミンEなど.
ポルフィリン
- 栄養・生化学辞典
- 図のように4個のピロール環が結合した環状の化合物.ヘムやクロロフィルの色素の骨格.5-アミノレブリン酸から生合成される.
メラニン色素
- 栄養・生化学辞典
- メラニンともいう.フェノール化合物が酸化され重合して生成する高分子の黒褐色の色素.動物の皮膚で形成されると褐色の膚となる.
半分解
- 岩石学辞典
- 相図で同一温度で一直線上にあるような組成が,同一温度の他の固相と液相に分解熔融する化合物[橋本 : 1968. 1970].
中間体 チュウカンタイ intermediate
- 化学辞典 第2版
- 目的とする化学反応の途中に生じる化合物.当然不安定なものもある.また,化学工業において製品に至る前の段階の生成物も中間体とよぶ.
タンタル たんたる tantalum
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 周期表第5族に属し、バナジウム族元素の一つ。原子番号73、元素記号Ta。1802年スウェーデンのエーケベリがフィンランドおよびスウェーデンでみつけら…
カルボキシル(carboxyl)
- デジタル大辞泉
- -COOHで表される一価の基。有機化合物に酸性を与える。カルボキシ。カルボキシル基。
アンブレイン(ambrein)
- デジタル大辞泉
- 竜涎香りゅうぜんこうの主要な香気成分。トリテルペン化合物に属す。化学式C30H52O
ジスルフィド
- 栄養・生化学辞典
- 二硫化物ともいう.有機化合物では二硫化アリル,二硫化アルキルがある.例えばシスチン.
バニリン
- 栄養・生化学辞典
- C8H8O3 (mw152.15). バニラマメに含まれる芳香性のある化合物.
テトラメチレン テトラメチレン tetramethylene
- 化学辞典 第2版
- 1,4-ブタンジイルともいう.有機化合物中の二価基-CH2CH2CH2CH2-の名称.
ar・sen・i・cal /ɑːrsénikəl/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [形]《化学》ヒ素の;ヒ素を含む.━━[名](殺虫剤・薬品などの)ヒ素剤,ヒ素化合物.
船底塗料【せんていとりょう】
- 百科事典マイペディア
- 船底の腐食,生物の付着を防ぐための塗料。さび止め塗料(1号船底塗料)を下塗りした上に,生物付着防止のためスズまたは銅の化合物などの有機毒物…
マーキュロクロム
- 百科事典マイペディア
- 化学式はC2(/0)H8O6Br2Na2Hg。防腐殺菌剤。ジブロムフルオレセインの水銀化合物のナトリウム塩。メルブロミンとも。黄緑〜帯緑赤褐色の鱗片状結晶,…
落合英二 おちあいえいじ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1898.6.26. 浦和[没]1974.11.4. 鎌倉薬化学者。東京大学名誉教授。日本学士院会員。財団法人乙卯研究所所長。芳香環状異項環に関する研究は,世…
オスミウム酸塩 オスミウムサンエン osmate
- 化学辞典 第2版
- 見掛け上,オスミウム酸H2OsⅥ O4の塩の水和物に相当する化合物.一般式MⅠ2OsO4・2H2Oで表されるが,実際は [OsⅥO2(OH)4]2- を含む塩であり,テトラヒ…
フェニル銅(Ⅰ) フェニルドウ phenylcopper(Ⅰ)
- 化学辞典 第2版
- C6H5Cu(140.65).臭化フェニルマグネシウムまたはフェニルリチウムとヨウ化銅(Ⅰ)から生成する有機銅(Ⅰ)化合物.銅の有機化合物は,一般に不安定なも…
セミカルバゾン semicarbazone
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アルデヒドまたはケトンとセミカルバジドの縮合によってできる化合物。 RR′C=NNHCONH2 で示される。結晶性のものが多い。
ようか‐すいそ〔エウクワ‐〕【▽沃化水素】
- デジタル大辞泉
- 水素と沃素の化合物。刺激臭のある無色の気体。水に溶けやすく、水溶液は沃化水素酸といい、強い酸性を示す。強力な還元剤。化学式HI
転化
- 栄養・生化学辞典
- ある処理や自然の状態で化合物が変化した結果,旋光性が逆転すること.特に,ショ糖を加水分解して旋光性が逆転することについていう.
リコペン
- 栄養・生化学辞典
- C40H56 (mw536.89). リコピンともよむ.カロテノイド色素の一つ.トマトの色素はこの化合物が主たるもの.
還元剤 (かんげんざい) reducing agent reductant
- 改訂新版 世界大百科事典
- 物質に作用して,それを還元する単体および化合物の一般的名称。電気陰性度の小さい元素や酸化状態の低い化合物が還元剤になりやすい。単体では,水…
ばいすうひれい‐の‐ほうそく(‥ハフソク)【倍数比例法則】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 連語 〙 二つの元素が化合して二種以上の化合物を作る時、一方の元素の一定量と結合する他の元素の量の間には簡単な整数比が成り立つという法則。…
ガリウム砒素
- ASCII.jpデジタル用語辞典
- ガリウムと砒素を化合した半導体素材のことで、化合物半導体のひとつ。ICの主流であるシリコンに比べ、高速・高周波で小型化も容易という特徴を生か…
ホフマン ホフマン Hoffmann, Roald
- 化学辞典 第2版
- ポーランド生まれのアメリカの理論化学者.第二次世界大戦下,ユダヤ人として収容されていた収容所から母と逃れ,解放後,各国のキャンプを経て,194…
炭水化物 たんすいかぶつ carbohydrate
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 含水炭素ともいう。糖類やその関連化合物であるアルデヒドアルコール,ケトンアルコール,および加水分解によりこれらの化合物を与える物質の総称。…
重合 じゅうごう polymerization
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 単量体 (モノマー) 分子が2個以上結合して整数倍の分子量をもつ化合物になる変化を重合といい,二量体,三量体などの低分子重合体を生じる場合と,高…
非ベンゼノイド芳香族化合物 ヒベンゼノイドホウコウゾクカゴウブツ nonbenzenoid aromatic compound
- 化学辞典 第2版
- ベンゼン系化合物以外で芳香族性を示す共役炭素環状化合物の総称.(4n + 2)個のπ電子の非局在化が芳香族炭化水素に安定性をもたらすというヒュッケ…
ゲルマン germane
- 改訂新版 世界大百科事典
- 水素化ゲルマニウムgermanium hydrideの総称。とくにGenH2n+2の組成をもつもののみを指すこともあり,またときには四水素化ゲルマニウムGeH4(モノゲ…
ピリドキサミン
- 栄養・生化学辞典
- C8H14Cl2N2O2 (mw241.12). 図はピリドキサミン二塩酸塩.ビタミンB6の活性をもつ化合物の一つ.
シアル酸
- 栄養・生化学辞典
- ノイラミン酸の誘導体の総称で,N-アセチルノイラミン酸は代表的化合物.糖タンパク質の構成成分.⇒N-アセチルノイラミン酸
単体【たんたい】
- 百科事典マイペディア
- ただ一種の元素の原子よりなる物質。たとえば水素ガス,ダイヤモンド,オゾン,赤リンなど。→化合物→関連項目金属|元素|同素体
ゆうき‐ぶつ〔イウキ‐〕【有機物】
- デジタル大辞泉
- 1 有機体すなわち動植物体を構成している物質。2 有機化合物のこと。[類語]物質・物体・無機物・無生物・無情物・非情物・物
じょ‐こうそ(‥カウソ)【助酵素】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酵素の蛋白質部分と可逆的に結合して酵素作用に関与する低分子化合物。補酵素。〔現代術語辞典(1931)〕
ヘテロ原子 ヘテロゲンシ heteroatom
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】広義には,有機化合物中に含まれる炭素,水素以外の原子.【Ⅱ】複素環を形成する炭素以外の原子.N,O,Sなど.
ホルミル化 ホルミルカ formylation
- 化学辞典 第2版
- 有機化合物にホルミル基-CHOを導入すること.ライマー-ティーマン反応やブィルスマイヤー反応などはホルミル化の反応である.