炭酸 タンサン carbonic acid
- 化学辞典 第2版
- H2CO3(62.03).二酸化炭素の水溶液は次のような平衡により炭酸を生成する.CO2 + H2O H2CO3この平衡に達する速度は遅い.熱すれば平衡は左に移動し…
アジ化水素 アジカスイソ hydrogen azide
- 化学辞典 第2版
- HN3(43.03).窒化水素酸,ヒドラゾ酸ともいう.アジ化ナトリウムに酸を作用させると得られる.室温では無色,揮発性の液体.密度1.13 g cm-3.融点…
カルビルアミン反応 カルビルアミンハンノウ carbylamine reaction
- 化学辞典 第2版
- イソニトリルの合成法および第一級アミンの検出法.アルコール性水酸化アルカリ中で,第一級アミンをクロロホルムと加熱すると,イソニトリルを生成…
ミリスチン酸
- 栄養・生化学辞典
- C14H28O2(mw228.38).CH3(CH2)12COOH. 飽和脂肪酸の一つで,ヤシ油の脂肪などに含まれる.
リブロースリン酸
- 栄養・生化学辞典
- C5H10O8P (mw229.10). リブロースのリン酸エステル.5位のエステルはペントースリン酸回路の構成要素の一つ.
オキシン(データノート) おきしんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- オキシン分子式C9H7NO分子量145.2融点75~76℃沸点266.6℃/752mmHg比重1.034[参照項目] | オキシン
ヘキサメチレンテトラミン(データノート) へきさめちれんてとらみんでーたのーと
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ヘキサメチレンテトラミン分子式C6H12N4分子量140.2融点>280℃(封管中分解)沸点昇華(真空)[参照項目] | ヘキサメチレンテトラミン
認識人類学 にんしきじんるいがく cognitive anthropology
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 個々の社会がもつ,事物や事象の分類とそれを意味づける体系を研究対象とする人類学の一分野。民俗分類学 folk-taxonomyとも呼ばれる。 1950~60年代…
アロキサン アロキサン alloxan
- 化学辞典 第2版
- 2,4,5,6(1H,3H)-pyrimidinetetrone.C4H2N2O4(142.08).メソオキサリル尿素ともいう.メソシュウ酸の環式ウレイドにあたる.尿酸,またはバルビツル…
固体酸化物形燃料電池 こたいさんかぶつがたねんりょうでんち
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 酸化物イオンO2-あるいはプロトンH+導電性の無機系固体酸化物を電解質に用い、高温で運転される全固体形燃料電池。英語の頭文字をとってSOFCと略称す…
テトラエチルスタンナン テトラエチルスタンナン tetraethylstannane
- 化学辞典 第2版
- C8H20Sn(234.9).(C2H5)4Sn.テトラエチルスズともいう.塩化スズ(Ⅳ)に臭化エチルマグネシウムを作用させて合成する.無色の液体.沸点175 ℃.1.1988…
ジフェンヒドラミン diphenhydramin
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- エタノールアミン型の抗ヒスタミン剤の一つ。ヒスタミンと効果器の H1 受容体を競合拮抗するので,H1 遮断剤ともいわれる。臨床的にはじんま疹,夜間…
ヒドロシリル化 ヒドロシリルカ hydrosilylation
- 化学辞典 第2版
- H-Si結合を有するシラン誘導体HSiR1 R2 R3(R1~R3:H,アルキル基,ハロゲンなど)がH-Si結合の切断を伴ってC=C二重結合,C≡C三重結合,C=O二重結合,…
統計的検定 (とうけいてきけんてい) statistical test
- 改訂新版 世界大百科事典
- 事物の集合を定量的に比較する目的で用いられる数理統計学の方法を統計的検定(または検定)という。応用としては,例えば,化学反応の収率を上げる…
反応熱 (はんのうねつ) heat of reaction
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学反応に伴って物質系に吸収,または放出される熱量の総称。反応の種類によって,生成熱,燃焼熱,中和熱,溶解熱,希釈熱,混合熱,吸着熱などに…
溶解度
- 岩石学辞典
- ある物質(溶質)が他の物質(溶媒)に溶解する限度.飽和溶液中における溶質の濃度で表される.岩石の中を通過する媒体の主成分はH2Oであって,岩石…
セレニニル セレニニル seleninyl
- 化学辞典 第2版
- で示される二価の基.無機化合物では,ハロゲン化セレニニルなどがある.たとえば,塩化セレニニルSeOCl2(オキシ塩化セレン,塩化セレニルともいう)[…
ホスフィン ホスフィン phosphine
- 化学辞典 第2版
- リンの水素化物とそのアルキル,アリール置換体の総称であるが,普通には水素化リンPH3をさす.PH3(34.00)は黄リンをKOH水溶液と煮沸するか,リン化…
タットン塩 (タットンえん) Tutton's salt
- 改訂新版 世界大百科事典
- 化学式(NH4)2SO4・MgSO4・6H2O。硫酸アンモニウムと硫酸マグネシウムとの複塩の通称。成分塩の1対1モル比混合水溶液の蒸発により得られる。1900年…
活性化エネルギー カッセイカエネルギー activation energy
- 化学辞典 第2版
- 化学反応で,原系から生成系に移る際,ポテンシャル障壁を越えるために必要な最小限のエネルギーをさす.活性錯体理論によれば,定容下の素反応速度…
密度行列 みつどぎょうれつ density matrix
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 1927年に L.ランダウによって導入された粒子系の統計的性質を記述するのに便利な行列演算子。統計演算子とも呼ばれ,通常 ρ と書く。ある物理量 Ω を…
アリール遷移金属錯体 アリールセンイキンゾクサクタイ transition metal aryl complex
- 化学辞典 第2版
- 遷移金属に,フェニル基などのアリール(aryl)基がσ結合した化合物.遷移金属と炭素の間のσ結合は不安定である.おもにホスフィン化合物,CO,シクロ…
ケイ皮酸メチル
- 栄養・生化学辞典
- C10H10O2 (mw162.19). マツタケの香りとして用いる食品添加物.
タウロリトコール酸
- 栄養・生化学辞典
- C26H45NO5S (mw483.71). リトコール酸とタウリンの抱合体.
フェンフルラミン
- 栄養・生化学辞典
- C12H16F3N (mw231.26). 食欲抑制剤として使われる薬剤.
ホスホグリセリン酸
- 栄養・生化学辞典
- C3H7O7P (mw186.06). 解糖の中間物質の一つ.
大地の一隅
- デジタル大辞泉プラス
- 風山瑕生(かせい)の詩集。1962年、第12回H氏賞受賞。
女王陛下のユリシーズ号
- デジタル大辞泉プラス
- 英国の作家アリステア・マクリーンの冒険小説(1955)。原題《H.M.S. Ulysses》。
カプサイシン
- 栄養・生化学辞典
- C18H27NO3 (mw305.42). トウガラシの辛味の主成分.
極性基 キョクセイキ polar group
- 化学辞典 第2版
- 極性を有する基.たとえばHO-,O2N-,H2N-,HOOC-など.
ストロファンチン
- 百科事典マイペディア
- キョウチクトウ科植物の種子または木部に含まれる数種の配糖体。この一種であるG-ストロファンチンC29H44O12・8H2Oは白色結晶または結晶性粉末で強心…
交換子群 こうかんしぐん commutator subgroup
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 群 G の任意の2元を a,b とし,それぞれの逆元を a-1,b-1 とする。このとき aba-1b-1 という形のすべての元を考えれば,これらを含む最小の部分群 …
シンコニジン cinchonidine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- キナアルカロイドの一種。化学式 C19H22N2O 。無色板状晶,融点 210℃。抗マラリア剤。シンコニンの立体異性体。
濃淡電池 (のうたんでんち) concentration cell
- 改訂新版 世界大百科事典
- 陽極と陰極の活物質が同じで,ただ濃度に差があるために起電力を生ずる電池。たとえば, Ag|AgCl,HCl(C1)/HCl(C2),AgCl|Ag Na-アマルガム…
インジカン indican
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) 化学式 C14H7NO6 。アイ (タデ科) ,タイセイ (アブラナ科) ,ナンバンコマツナギ (マメ科) などの植物の葉に含まれるインドキシル配糖体。白色…
ジアゼパム ジアゼパム diazepam
- 化学辞典 第2版
- 7-chloro-1,3-dihydro-1-methyl-5-phenyl-2H-1,4-benzodiazepin-2-one.C16H13ClN2O(284.75).2-メチルアミノ-5-クロロベンゾフェノンとクロロアセチ…
ベンゾトリクロリド ベンゾトリクロリド benzotrichloride
- 化学辞典 第2版
- α,α,α-trichlorotoluene.C7H5Cl3(195.48).C6H5CCl3.沸騰させたトルエンに塩素を通じて塩素化すると,塩化ベンジル,塩化ベンザルを経て最終的に生…
メリト酸 メリトサン mellitic acid
- 化学辞典 第2版
- benzenehexacarboxylic acid.C12H6O12(342.17).木炭や黒鉛を硝酸酸化するか,またはヘキサメチルベンゼンを酸化するなどの方法で得られる.結晶.…
ルチノース ルチノース rutinose
- 化学辞典 第2版
- 6-O-(6-deoxy-α-L-mannopyranosyl)-D-glucose.C12H22H14(326.30).配糖体ルチンやヘスペリジンを希酸または酵素で加水分解すると得られる.還元性の…
マノール マノール manool
- 化学辞典 第2版
- C20H34O(290.48).ラプダン骨格をもつジテルペンアルコール.黄松Dacrydium biformeの木部の精油成分.これに近縁の物質として銀松D.colensoiに含ま…
クラスレート化合物 (クラスレートかごうぶつ) clathrate compound
- 改訂新版 世界大百科事典
- 一つの化合物が結晶をつくる際に,その立体的な三次元網目構造によってできる一定の空洞に,他の物質の分子または原子を閉じこめてできる一定の組成…
垂心 (すいしん) orthocenter
- 改訂新版 世界大百科事典
- 三角形の各頂点A,B,Cから対辺BC,CA,ABに垂線をひけば,これら三つの垂線は共通の1点で交わる。この点を三角形ABCの垂心という。三角形ABCの垂心…
塩基 エンキ base
- 化学辞典 第2版
- 【Ⅰ】歴史的には,水溶液中で水酸化物イオンOH-を陰イオンとして放出する化合物をいう(アレニウス塩基,酸塩基の理論).その水溶液は塩基性を示す.…
死の記憶
- デジタル大辞泉プラス
- 米国の作家トマス・H・クックのミステリー小説(1993)。原題《Mortal Memory》。
夏草の記憶
- デジタル大辞泉プラス
- 米国の作家トマス・H・クックのミステリー小説(1995)。原題《Breakheart Hill》。
ペオニジン
- 栄養・生化学辞典
- C16H13O6 (mw301.27). アントシアニジンの一つ.植物界に広くみられる.
メチルアントラニル酸メチルエステル
- 栄養・生化学辞典
- C9H11NO2 (mw165.19). 着香剤として用いられる食品添加物.
レブリン酸
- 栄養・生化学辞典
- C5H8O3 (mw116.12). ヘキソースを希塩酸とともに煮沸すると生成する.
密約―オブリガート
- デジタル大辞泉プラス
- 松尾真由美の第2詩集。2001年刊行。2002年、第52回H氏賞受賞。
テアニン
- 栄養・生化学辞典
- C7H14N2O3 (mw174.20). グルタミン酸エチルアミド.高級緑茶のうま味成分.