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統計的検定 とうけいてきけんていstatistical testing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

統計的検定
とうけいてきけんてい
statistical testing

母集団に関する仮説を標本から得た情報に基づいて検証すること。普通は単に検定と呼ばれている。社会調査においては標本調査と全数調査とを問わずデータには偶然的誤差が含まれているので,ある結論を下すためにはそれが偶然的要因によるものでないことを統計的検定によってテストしなければならない。この手続のあらすじは,(1) 母集団に関して証明したい命題とは逆の仮説 (帰無仮説) を立てる,(2) その仮説が正しいとしたときの,ある統計量の標本分布を考える,(3) 調査結果からその統計量の値を計算する,(4) そのような値が帰無仮説のもとに無作為に出現する確率を,標本分布の形から数表を使って割出す,(5) この確率の値があらかじめ定めておいた有意水準 (普通5%) より小さければ,もとの仮説を棄却し,大きければ仮説の判定を保留する。こうした手続により検定が行われるが,より簡単な方法としては片側検定というものもある。

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世界大百科事典 第2版の解説

とうけいてきけんてい【統計的検定 statistical test】

事物の集合を定量的に比較する目的で用いられる数理統計学の方法を統計的検定(または検定)という。応用としては,例えば,化学反応の収率を上げる目的で使用する触媒の比較とか,現在の日本の成人男子の身長を10年前と比較するとか,あるいは,ある病気に対する2種の治療法を比較するなど数多くの例を挙げることができる。この場合,収率,身長など比較したい事物の集合を母集団といい,無作為にとった少数の標本に基づいて元の母集団を比較するという形式をとる。

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