イスラム絵画 イスラムかいが Islamic painting
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イスラム教の偶像崇拝禁止による表現の制約のなかで,各地の固有の絵画伝統を吸収し発展させたイスラム世界独自の雰囲気をもつ一連の絵画。特にペル…
マズヤド朝 マズヤドちょう Mazyad
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラク中央部にあった王朝 (961頃~1150) 。マズヤド家はアラブ遊牧民の出身で,イラク平原中央部のヒッラに定着し,周辺の遊牧民を支配した。5代目…
アブー・アルアターヒヤ Abū al-`Atāhiya 生没年:748から750-825から828
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝期の詩人。アナザ族に属し,メディナ近郊に生まれ,クーファで育つ。壺職人をしていたが,詩才を認められ,バグダードの宮廷詩人となる…
ラウワード朝 ラウワードちょう Rawwādids; Rawwādīya(Āl-i Rawwād)
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラン,アゼルバイジャンを支配したクルド系王朝 (955~1070/1) 。アッバース朝下にラウワード Rawwād b. Muthannāがタブリーズを領有したのが始り…
イマーム・レザー廟 (イマームレザーびょう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラムの十二イマーム派第8代イマーム,イマーム・レザーを祀った廟で,イランのマシュハドにある。818年アッバース朝カリフ,マームーンに毒殺さ…
シーア派 シーアは Shī`ah
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イスラム二大宗派の一つで,多数派スンニー派に対立する。元来はムハンマドのいとこで女婿でもあった第4代正統カリフのアリーを支持する政治・宗教的…
エンジェル税制
- 知恵蔵mini
- ベンチャー企業への投資を促進するためにベンチャー企業へ投資を行った個人投資家に対して税制上の優遇措置を行う制度。ベンチャー企業投資促進税制…
カイロ Cairo
- 旺文社世界史事典 三訂版
- エジプト−アラブ共和国の首都ファーティマ朝のとき建設。カーヒラ(勝利者)と呼ばれ,973年首都になる。13世紀にアッバース朝が滅亡したのちは,イ…
バスラ Basra
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アラビア語では Al-Basrah。イラク南東部,同名県の県都で,同国南部では最大の都市。ペルシア湾河口から約 110km,内陸のシャットルアラブ川右岸に…
ワーキディー al - Wāqidī 生没年:747・748-822・823
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラムの預言者ムハンマドの戦記を著した歴史家。メディナで生まれ,そこで学んだ。のちにバグダードに出て,アッバース朝カリフ,マフディーやハ…
ハフス朝 ハフスちょう Ḥafṣ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 北アフリカ,チュニジアのイスラム王朝 (1228~1574) 。ムワッヒド朝をつくった宗教運動であるムワッヒドゥーン運動の指導者の一人,アブー・ハフス …
サーマーン朝(サーマーンちょう) Sāmān
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 875~999中央アジアのイラン系王朝。8世紀前半にイスラームを受容した地主層出身のサーマーン・フダーを祖とし,一族のナスルが875年にアッバース朝…
ムスタンシリーヤ学院 ムスタンシリーヤがくいん Al-Mustasnsir Madrasa
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 13世紀のアッバース朝カリフ,ムスタンシルによって,1233年にバグダードに造営されたマドラサ。中央に泉水のある中庭をもった,チャハル・イーワー…
クズルバシュ Kızıl baş
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- キジルバーシュ Qizil-bāshともいう。 16世紀初め,イランのサファビー朝を創建したイスマーイール1世を支援したシーア派トルクメンの7部族にスンニ…
アッバース1世 アッバースいっせい `Abbās I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1571.1.27.[没]1629.1.19.イラン,サファビー朝第5代の王 (在位 1587~1629) 。大帝と称される。イギリス人シャーリー兄弟一行より学んだ最新の…
アミーン al-Amīn 生没年:787-813
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝第6代カリフ。在位809-813年。第2代カリフ,マンスールの姪を母にもっていたため,異母兄アブド・アッラーフ(のちの第7代カリフ,マー…
ゴンバデ‐サブズ(Gonbad-e Sabz)
- デジタル大辞泉
- イラン北東部の都市マシュハドのハラメモタッハル広場にある霊廟れいびょう。サファビー朝アッバース1世により建造。
カールーン[川] Rūd-e Kārūn
- 改訂新版 世界大百科事典
- イラン南西部を流れる川。ザーグロス山脈中央部のザルデ・クーフ山に源を発し,フージスターンの平原を蛇行して流れながらホラムシャフルでシャット…
イスラーム哲学(イスラームてつがく) al-falsafa
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ギリシア語のphilosophiaがアラビア語に転訛した名称。特にアッバース朝初期に翻訳されたギリシア語文献の影響で,新プラトン主義的アリストテレス研…
ファーティマ朝 ファーティマちょう Fātima
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 909〜1171北アフリカからエジプトを支配したシーア派イスラーム王朝イスマーイール派のウバイド=アッラーフはムハンマドの娘ファーティマの子孫と称…
アリー・カプー宮殿 アリー・カプーきゅうでん Ali Qapu Palace
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラン,イスファハン旧市街の中央広場から王宮庭園へ入るための門 (カプー) として造られた小宮殿。サファビー朝のアッバース1世らが,広場で行われ…
アブド=アッラフマーン(1世) ‘Abd al-RaḥmānⅠ
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 731〜788後 (こう) ウマイヤ朝の創始者(在位756〜788)ウマイヤ朝がアブー=アルアッバースに倒されると,彼は北アフリカからスペインに逃れ,コル…
グンデ・シャプール Gunde Shāpūr; Jundī Shāpūr
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラン南西部フージスターン州のデズフールとシュシュタルの間にあった古代都市。ジュンディ・シャプールともいわれる。3世紀半ばにエデッサやアンチ…
杜環 (とかん) Dù Huán
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国,唐代中期の人。生没年不詳。751年(天宝10),高仙芝の率いる唐軍とイスラム軍とのタラス河畔の戦で,イスラム軍の捕虜となり,西方に送られて…
ムフティー Muftī
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イスラム法の解釈と適用に関して意見を述べる資格をもつ法学者のこと。イスラム世界での裁判の際,法解釈のうえで困難な問題にぶつかったときは裁判…
ヴォルガ・ブルガール Volga Bulgar
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 7世紀中頃にハザルに攻撃されて西北カフカースからヴォルガ川中流域に移動した一部のブルガール人が建てた国家。その後ハザル可汗(カガン)国の貢納国…
クート Al-Kūt
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラク東部,ワーシト県の県都。バグダードの南東約 150km,チグリス川本流と,南流してユーフラテス川に注ぐガッラーフ川が分流する地点に位置し,…
税制調査会 ぜいせいちょうさかい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 内閣総理大臣の諮問に応じて税制に関する基本的事項を調査審議する諮問機関。税調と略称される。1962年(昭和37)以降、旧総理府に常設されていたが…
ミンバル minbar
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- モスクにおいて通常ミフラーブの向って右に設けられる,階段のついた高壇。会衆礼拝のときここから『コーラン』の1節が唱えられる。ムハンマドが説教…
コンスタンティノス[5世] Kōnstantinos Ⅴ 生没年:718-775
- 改訂新版 世界大百科事典
- ビザンティン皇帝。在位741-775年。父レオ3世のイコノクラスム(聖画崇拝禁止策)を本格化する目的で,教皇も他の東方教会の総主教たちも欠席したい…
ブワイフ朝 ぶわいふちょう Buwayh
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イラン・イラクを支配したイラン系王朝(932~1062)。ダイラム地方(カスピ海西岸の山岳地帯の古名)出身の、ブワイフ家の三兄弟は、ズィヤール朝に…
カーシャーン(Kāshān)
- デジタル大辞泉
- イラン中部、イスファハーン州の都市。サファビー朝の離宮があった地として知られ、アッバース1世の廟やゆかりのフィーン庭園がある。また、絨毯じゅ…
バグダード Baghdād
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラクの首都。チグリス川中流河岸に臨む。ペルシア湾の河口から約 560km北西にさかのぼったところに位置し,イラクのほぼ中央にある。古代メソポタ…
ホスロー(1世) ほすろー Khosrow Ⅰ (?―579)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ササン朝ペルシア第21代の王(在位531~579)。不死霊王、正義王とよばれる。貧農の娘を母とし、兄弟を殺して登位したと伝えられる。一種の共産制を…
カリフ caliph
- 改訂新版 世界大百科事典
- アラビア語ではハリーファkhalīfaといい,元来は〈継承者〉〈代理者〉を意味するが,通常は初期イスラム国家の最高権威者を指す。ムハンマドは後継者…
グルジア Gruziya
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ロシア,トルコ,アルメニア,アゼルバイジャンに囲まれた南カフカースの国。西に黒海,北に大カフカース山脈を望む。紀元前にコルキス王国とカルト…
シャウプ勧告【シャウプかんこく】
- 百科事典マイペディア
- 米国の経済学者シャウプを団長とする使節団が1949年8月(第1次),1950年9月(第2次)に連合国最高司令官マッカーサーに提出した日本の税制に関…
バグダード Baghdad
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 西アジアのイラク中央部,ティグリス川右岸の都市メソポタミアの中心地で,762年アッバース朝第2代カリフのマンスールが都市建設を開始して都とした…
バルフ Balkh
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- アフガニスタン北部の都市名。かつてギリシア人のバクトリア王国の首都バクトラとして繁栄した。しかしヘレニズム時代にさかのぼる遺構はなお発見さ…
ファーティマ朝 ふぁーてぃまちょう Fāima
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 北アフリカより興った、イスラム教シーア派の一派イスマーイール派の王朝(909~1171)。アリーと預言者ムハンマド(マホメット)の娘ファーティマの子…
キサーイー al-Kisā'ī 生没年:731-806
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝時代のコーラン読誦者,文法学者。イラン系で,アラブのアサド族のマウラー(被護民)となり,ナジュドやヒジャーズのベドウィンからア…
マフディー mahdī[アラビア]
- 改訂新版 世界大百科事典
- 〈導かれた者〉を意味する語。一方で〈神により正しく導かれた者〉という意味にも用いられ,アブラハム,ムハンマド,アリーほか4人の正統カリフ,ア…
イル・ハーン国【イルハーンこく】
- 百科事典マイペディア
- イランにおけるモンゴル王朝。四ハーン国の一つ。チンギス・ハーン(汗)の孫フラグが1258年アッバース朝を倒して建国。首都は初めタブリーズ,後に…
高仙芝 (こうせんし) Gāo Xiān zhī 生没年:?-755
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国,唐代玄宗朝の高句麗出身の武将。小勃律(北インド,カシミール北部)と結んだ吐蕃のパミール高原への進出による東西交易ルート遮断に対し,747…
ナーディル・シャー Nādir Shāh
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1688.10.22. 北ホラーサーン,クブカン[没]1747.6.19. クーチャンイラン,アフシャール朝の創始者 (在位 1736~47) 。ナーディル・クリー・ベグ…
イブン・ファドラーン Ibn Faḍlān
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝カリフ,ムクタディルの派遣した使節団の一員。生没年不詳。921年6月バグダードを出発,ホラーサーン,ホラズム地方を経由して,約1年後…
セリム1世 セリムいっせい Selim I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1467頃.アマスヤ[没]1520. チョルルオスマン帝国第9代スルタン (在位 1512~20) 。 1512年イェニチェリの支持を受けて,父バヤジッド2世を退けて…
モンタザ‐きゅうでん【モンタザ宮殿】
- デジタル大辞泉
- 《Montaza Palace》エジプト北部の港湾都市アレクサンドリアにある宮殿。市街東部、地中海を見下ろす高台に位置する。19世紀末、ムハンマドアリー朝…
土地譲渡税【とちじょうとぜい】
- 百科事典マイペディア
- 土地投機の防止と宅地供給の促進を期して1973年に創設された税。土地の譲渡益に対し,国税としての所得税または法人税,地方税としての住民税が課さ…
ぜいせいかいせい‐たいこう〔‐タイカウ〕【税制改正大綱】
- デジタル大辞泉
- 翌年度以降に実施する税制改正の具体的な内容についてまとめた文書。各省庁や業界団体からの要望を受けて、与党の税制調査会が毎年12月中旬に取りま…