チェン ちぇん Roger Y. Tsien (1952―2016)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アメリカの化学者。ニューヨーク生まれの中国系アメリカ人。1977年、ケンブリッジ大学で博士号を取得。1989年からカリフォルニア大学サン・ディエゴ…
遺伝的組換え【いでんてきくみかえ】
- 百科事典マイペディア
- 一般には減数分裂に際し,相同染色体上の遺伝子間で交叉が起こり,遺伝子配列の一部が入れ替わること。この結果,子には両親にはない遺伝子の組合せ…
食品安全基本法 しょくひんあんぜんきほんほう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- BSE(牛海綿状脳症)問題や食品添加物、香料の不正使用が社会問題化し、また遺伝子組換え食品が登場するなど、食をとりまく環境が激変するなかで、食…
エバンス えばんす Sir Martin J. Evans (1941― )
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イギリスの生理学者。ロンドン大学で博士号を取得。ケンブリッジ大学教授などを経てカーディフ大学教授、同大学バイオサイエンス研究所長を務めた。2…
ノックアウトマウス ノックアウトマウス knockout mouse
- 化学辞典 第2版
- 自然界で起こる相同組換え現象を利用して,正常な遺伝子を人工的につくった欠陥遺伝子と置き換えることにより,特定の遺伝子機能を欠失させたマウス…
形質転換 けいしつてんかん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生物のある系統の細胞から抽出された核酸の一種であるデオキシリボ核酸(DNA)を、ほかの系統の生きた細胞に与えたとき、DNAがその細胞に取り込まれ…
ノック‐イン(knock in)
- デジタル大辞泉
- ある特定の遺伝子座に外来の遺伝子を挿入して入れ換えること。「ノックインマウス」
グリホサート(glyphosate)
- デジタル大辞泉
- アミノ酸系除草剤の一種。グリシンにホスホノメチルというリン酸が結合した構造をもつ。芳香族アミノ酸の合成を阻害して、植物を枯死させる。1970年…
ゲノムへんしゅう‐しょくひん〔‐ヘンシフ‐〕【ゲノム編集食品】
- デジタル大辞泉
- ゲノム編集技術を用いて品種改良された農作物や家畜・魚などから得られる食品。オレイン酸の含有量を高めたダイズを搾った食用油など。収穫量の多い…
生殖細胞 せいしょくさいぼう reproductive cell; germ cell
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 卵,精子,花粉など生殖のために分化した細胞。生殖細胞は減数分裂により染色体数が半減してできるが,そのとき,相同染色体同士が対合している過程…
遺伝【いでん】
- 百科事典マイペディア
- 子が親に似ること,つまり親の形質が子孫に伝えられることだが,現代の生物学では遺伝子の伝授の現象をいう。1865年メンデルによって形質の伝わり方…
遺伝子組換えマウス いでんしくみかえまうす
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →ノックアウトマウス
田中義麿 たなかよしまろ (1884―1972)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 遺伝学者。長野県の生まれ。東北帝国大学農科大学を卒業して九州帝国大学教授となる(1924)。農学部長を務めて退官(1945)。福岡県立農業専門学校…
ノックイン‐マウス(knock in mouse)
- デジタル大辞泉
- ある特定の遺伝子座に外来の遺伝子を挿入して入れ換えたマウス。疾病と遺伝子の関係や、酵素の産生が生体に与える影響などの研究に用いられる。
人為選択 じんいせんたく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 作物や家畜などの品種を改良するために、有用な形質をもつ個体を選抜して交配させ、その子孫を残させることを継続的に行うこと。人為淘汰(とうた)と…
化学反応
- 知恵蔵
- 物質がそれ自身、あるいは他の物質と相互に原子、原子団の組み換えを行い、新たな物質を生成する変化。化学変化ともいうが、特に反応の過程を重視す…
トランスジェニック‐どうぶつ【トランスジェニック動物】
- デジタル大辞泉
- 《transgenic animal》その動物のではない、外来の遺伝子を組み込まれ、育てられた動物。人工的に操作した遺伝子を組み込み、特定の遺伝子がはたらか…
ricombinante
- 伊和中辞典 2版
- [形][現分]〘生〙(遺伝子)組み替えの. [名](男)(遺伝子)組み替え.
ディーエヌエー‐メモリー【DNAメモリー】
- デジタル大辞泉
- 《DNA memory》DNAを利用した記憶媒体。保存したいデジタルデータを、四つの塩基の組み合わせで構成された人工DNA配列に変換し、枯草菌などバクテリ…
遺伝子ターゲッティング
- 栄養・生化学辞典
- 意図して特定の遺伝子に変異を起こさせる技術.例えば,マウスの特定の遺伝子に特定の修飾を挿入する技法では,対象領域をクローニングしたあと,…
genetic makeup of living things
- 英和 用語・用例辞典
- 生物の遺伝子構造genetic makeup of living thingsの関連語句genetic manipulation遺伝子操作 遺伝子情報の操作genetic map遺伝子地図 遺伝地図genet…
国際単位 こくさいたんい international unit
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ビタミンやホルモンなどの効力を国際的に統一して示すときに用いられる単位で、略してIUと記す。世界保健機関(WHO)で国際標準品を制定、配布してい…
ディーエヌエー‐コンピューター【DNAコンピューター】
- デジタル大辞泉
- 《DNA computer》DNAの塩基配列をプログラムとデータと見なし、さまざまな酵素によって切断・結合・組み換えを行い、演算処理をするシステム。1994年…
レーダーバーグ Lederberg, Joshua
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1925.5.23. ニュージャージー,モントクレア[没]2008.2.2. ニューヨーク,ニューヨークアメリカ合衆国の遺伝学者。コロンビア大学で動物学と医学…
品種改良【ひんしゅかいりょう】
- 百科事典マイペディア
- 生物の遺伝質を改善して,利用価値の高い作物・家畜の新品種を作り出すこと。育種とほぼ同義。収量増加,環境適応性・耐病性の強化,品質の良化,生…
trasbordare
- 伊和中辞典 2版
- [他][io trasbórdo](乗客を)乗り換えさせる;(荷物を)積み換える ~ le merci|品物を積み換える. [自][av]乗り換える ~ su un'altra nave…
ティモフェエフ=レソフスキー Timofeev-Resovskii, Nikolai Vladimirovich
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1900[没]1981.3.28.旧ソ連の遺伝学者。個々の遺伝子はそれぞれ単独で形質を決定すると考える傾向に対して,遺伝子がその機能を現す際に遺伝子間…
生物災害【せいぶつさいがい】
- 百科事典マイペディア
- 病原微生物などがヒトやその他の生物に対して与える健康災害の総称。特に,DNA組換えによって有害化したバクテリアやウイルスに起因するものを指すこ…
モーガン(Thomas Hunt Morgan) もーがん Thomas Hunt Morgan (1866―1945)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アメリカの遺伝学者、発生学者。ケンタッキー州レキシントン生まれ。1890年ジョンズ・ホプキンズ大学で博士号を得た。1904年にはコロンビア大学の実…
バイオテクノロジー バイオテクノロジー biotechnology
- 化学辞典 第2版
- 生物工学ともいう.バイオロジー(生物学)とテクノロジー(技術)からつくられた合成語で,生物がもつ機能をそのままあるいはそれをシミュレートしてよ…
こう‐さ〔カウ‐〕【交差/交×叉】
- デジタル大辞泉
- [名](スル)1 2本以上の線状のものが、ある一点で交わること。また、互い違いになること。「道路が縦横に―している」「立体―」⇔平行。2 生殖細胞…
遺伝子ライブラリー いでんしライブラリー gene library
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 遺伝子の構造・機能を研究する基となるもので,染色体を構成する DNAを各種の制限酵素を用いて分断し,それらをベクターに組み込み,増殖させた遺伝…
トランスジェニック‐しょくぶつ【トランスジェニック植物】
- デジタル大辞泉
- その植物のではない、外来の遺伝子を組み込まれ、作出された植物。アグロバクテリウムを利用し、特定の遺伝子を植物体に送り込んで形質転換を図る手…
分子生物学 ぶんしせいぶつがく molecular biology
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 分子のレベル,すなわち細胞以下のレベルで生命現象を解明し,また情報的高分子 (蛋白質と核酸) の分子的特性から,基本的生命現象を説明しようとす…
CCD
- 知恵蔵
- 養蜂家が保有する交配用・採蜜用ミツバチが、短期間に大量に失跡する原因不明の現象。特徴は、巣箱の中や付近に蜂の死体がなく、巣箱全体の30~90%も…
サーチュイン‐いでんし〔‐ヰデンシン〕【サーチュイン遺伝子】
- デジタル大辞泉
- 老化の原因となる活性酸素の発生や、免疫細胞の異常を抑制するはたらきをもつ、サーチュインという酵素を活性化させる遺伝子。1999年に発見。実験生…
偽遺伝子
- 知恵蔵
- 通常の遺伝子に類似した塩基配列をもちながら、mRNAに転写されず、情報が発現されることのない遺伝子。ジャンク(がらくた)遺伝子とも呼ばれる。重複…
トランスジェニックアニマル transgenic animal
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 遺伝子導入動物ともいう。ヒトや他の動物の遺伝子 DNA (→デオキシリボ核酸 ) を体内に組込まれ,その遺伝子が機能を現している動物。マウスが多く,…
プラスミド ぷらすみど plasmid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 細胞内で核や染色体と独立に存在し、自律的に自己増殖して子孫細胞に伝えられる遺伝要因。1952年にアメリカの遺伝学者レーダーバーグによって細菌類…
戻し交雑【もどしこうざつ】
- 百科事典マイペディア
- 戻し交配とも。雑種第1代と,その両親のいずれかとの交雑。親は真の親でなくても,同一の遺伝子型をもつものであればよい。ある対立遺伝子について…
遺伝子 いでんし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 遺伝形質を規定する因子。遺伝子は、細胞内に存在する核酸分子、デオキシリボ核酸(DNA)の一部であり、自己複製により子孫に伝えられる。また、転写…
リバースジェネティクス りばーすじぇねてぃくす reverse genetics
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 遺伝学研究の手法の一つ。逆遺伝学とも称される。 従来から行われてきた遺伝学研究では、生物の突然変異で生じた機能や外観の変異から、その変異に…
遺伝子治療 イデンシチリョウ gene therapy
- 化学辞典 第2版
- タンパク質性の医薬品のかわりに,タンパク質をつくり出す遺伝子そのものを導入して病気を治す方法.これは薬のかわりに遺伝子を用いるという対処療…
分子遺伝学 ぶんしいでんがく molecular genetics
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 遺伝現象を分子のレベルで明らかにする遺伝学の一分野。遺伝子が核酸の一種であるデオキシリボ核酸(DNA)であることが、1944年にアメリカのエーブリ…
transbordement /trɑ̃sbɔrdəmɑ̃/
- プログレッシブ 仏和辞典 第2版
- [男] (乗客,貨物の)積み換え.
あんてい‐はつげん【安定発現】
- デジタル大辞泉
- 外来の遺伝子を細胞や細菌に導入し、その遺伝子が排除されることなく、複製が繰り返されたあとでも発現が生じること。宿主細胞のゲノムに外来の遺伝…
перекла́дка
- プログレッシブ ロシア語辞典(露和編)
- 複生-док[女2]置き換え,積み換え;間に物を詰めること
エックスれんさ‐せんせいいでん〔‐センセイヰデン〕【X連鎖潜性遺伝】
- デジタル大辞泉
- 性染色体のX染色体にある遺伝子による遺伝で、対立遺伝子の両方に変異がある場合に形質が発現するもの。赤緑色覚異常・血友病・デュシェンヌ型筋ジス…
純系動物 じゅんけいどうぶつ pure line animal
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 遺伝的に均一な系統である動物。高等動物は2組の染色体をもっているが,通常は,各染色体上の対応する遺伝子 (対立遺伝子) は少しずつ異なる (ヘテロ…
transbordement
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(仏和の部)
- [男](乗客,貨物の)積み換え,中継.