にとろそかごうぶつ【ニトロソ化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
ニトロソ化合物 ニトロソカゴウブツ nitroso compound
- 化学辞典 第2版
- ニトロソ基(-N=O)を有する有機化合物の総称.【Ⅰ】脂肪族ニトロソ化合物:RNO(Rはアルキル基)で表される脂肪族化合物では,ニトソロ基が第三級炭素に…
がんすい‐かごうぶつ(‥クヮガフブツ)【含水化合物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 化合物に水が加わってできた化合物。水化物。
八隅子則【octet rule】
- 法則の辞典
- オクテット理論*に同じ.典型元素の最外殻の価電子は希ガス構造(つまり8個,オクテット)となったときに安定な化合物をつくりやすい.これはもとも…
アナローグ アナローグ analogue, analog
- 化学辞典 第2版
- 類似体ともいう.有機化合物分子を構成する原子の一部が,他種類の元素によって置き換えられ,もとの化合物に対応する構造をもつもの.もとの骨格の…
ピーファス【PFAS】[per- and polyfluoroalkyl substances]
- デジタル大辞泉
- 《per- and polyfluoroalkyl substances》ペルフルオロアルキル化合物(パーフルオロアルキル化合物)とポリフルオロアルキル化合物の総称。有機弗素…
脂環式化合物 シカンシキカゴウブツ alicyclic compound
- 化学辞典 第2版
- 炭素環式化合物のうち,芳香族化合物以外のものの総称.脂肪族の性質をもつのでこの名称がある.五員環,六員環,およびこれらが縮合環をつくったも…
環化重合
- 栄養・生化学辞典
- 重合によってポリマーの環状化合物を生成する反応で,ジビニル化合物がこの様式の重合をする.
organométallique
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(仏和の部)
- [男]〚化〛有機金属化合物.━[形]有機金属(化合物)の.
置換体 チカンタイ substitution product
- 化学辞典 第2版
- 置換反応によって生成した物質.有機化合物では,H原子をほかの原子または原子団で置換して得られる化合物を,もとの化合物の置換体という場合が多い…
籠形化合物 (かごがたかごうぶつ) cage compound
- 改訂新版 世界大百科事典
- 分子全体が鳥かごのようにC-C結合などの化学結合でかこまれている化合物。天然には,石油から産出するアダマンタンC10H16(図(1))などがある。人…
有機スズ化合物
- 栄養・生化学辞典
- スズを構成原子とする有機化合物.
配位化合物 (はいいかごうぶつ) coordination compound
- 改訂新版 世界大百科事典
- 狭義には錯化合物のことをいい,錯塩,錯分子,錯酸,錯塩基が含まれる。広義には配位結合を含む化合物の意味に使われる。19世紀の後半には多数の金…
とりちうむひょうしきかごうぶつ【トリチウム標識化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
包接化合物 ほうせつかごうぶつ inclusion compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- クラスレート化合物 (ラテン語で格子で包み込まれるの意) ともいう。ある分子がかご形構造をつくり,その空孔の中に他の原子や分子を包んだ構造をも…
有機ケイ素化合物 ゆうきケイそかごうぶつ organosilicic compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 有機化合物中のいくつかの炭素原子を類縁元素であるケイ素原子で置換した形式の化合物の総称。有機ケイ素化合物の研究は古くからなされていたが,E.…
遷移元素化合物 せんいげんそかごうぶつ compound of transition element
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 遷移元素は一般に多種の酸化数を示し,酸化物では高酸化数のとき酸性,低酸化数のときは塩基性で,中間では中性であることが多い。遷移元素はまた錯…
くらすたーかごうぶつ【クラスター化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
しぼうぞく‐かごうぶつ(シバウゾククヮガフブツ)【脂肪族化合物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 分子内の炭素原子が鎖状(枝分かれしたものも含む)につながり、環になっていない構造の有機化合物をいう。脂肪を加水分解して得られる酸…
シーワン‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【C1化合物】
- デジタル大辞泉
- 炭素数1個の化合物の総称。メタン・一酸化炭素・メタノールなどをさす。→C1化学
イリジウムカルボニル化合物 イリジウムカルボニルカゴウブツ iridium carbonyl compound
- 化学辞典 第2版
- Ir0,IrⅠ,IrⅢの化合物が多く知られている.Ir0 のものでは,たとえばIr4(CO)12は,Na3[IrCl6]とCOとの反応で合成され,室温ではきわめて安定な黄色…
大環状化合物 だいかんじょうかごうぶつ large ring compound macrocyclic compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 炭素原子が大きな環を形成している化合物の総称で、一般には12員環以上のものをいう。広義では、炭素原子以外の酸素原子、窒素原子などを含む大環状…
有機金属化合物 ゆうききんぞくかごうぶつ organometallic compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有機化合物のなかで炭素‐金属原子の直接結合をもつものの総称。また、炭素‐金属結合をもたないが水素‐金属結合をもつ錯体(ヒドリド錯体という)を含…
しぼうぞく‐かごうぶつ〔シバウゾククワガフブツ〕【脂肪族化合物】
- デジタル大辞泉
- 鎖式さしき化合物の異称。これに属する脂肪や脂肪酸が初めによく知られていたことによる名称。脂肪族。→芳香族化合物
クラスター化合物【クラスターかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 同一元素あるいは類似した元素の原子または分子が複数集まって一つに結合している構造をクラスター構造と呼び,その構造を分子内にもつ化合物をクラ…
ラセミ体 ラセミたい racemic modification
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 等量の光学対掌体から成る物質で,ラセミ混合物とラセミ化合物 (分子化合物の一種) とがある。ラセミ体は偏光面の回転角が等しく,その方向が反対の…
アンモニア排出
- 栄養・生化学辞典
- 窒素化合物を排出するための化合物としてアンモニアを使うこと.
透析 とうせき dialysis
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- コロイド,高分子化合物の精製法の1つ。低分子化合物,塩類などを不純物として含むコロイド溶液または高分子溶液を半透膜 (セロハン膜など) に包み,…
IUPAC命名法 あいゆーぱっくめいめいほう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 国際純正・応用化学連合(IUPAC:International Union of Pure and Applied Chemistry)で制定した化合物の命名法規則(英文)。現在各種の無機化合…
同化
- 栄養・生化学辞典
- 生体内で,簡単な物質(例えば低分子化合物)から複雑な物質(例えば高分子化合物)を合成すること.
ベンジジン転位 ベンジジンてんい benzidine rearrangement
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ヒドラゾベンゼン型化合物が強酸の作用によってベンジジン型化合物,ジフェニリン型化合物などに変化するような分子内転位反応をいう。パラ位置に置…
コレイン酸 (コレインさん) choleic acid
- 改訂新版 世界大百科事典
- 胆汁酸の一つデオキシコール酸は種々の有機化合物と安定な化合物を作るが,これらの化合物を総称してコレイン酸と呼ぶ。コレイン酸の中性塩は界面活…
オゾン化物 (オゾンかぶつ) ozonide
- 改訂新版 世界大百科事典
- オゾニドとも呼ばれる。(1)一般式MO3で表される,O3⁻を含む無機化合物で,M⁺としてはアルカリ金属イオンが知られている。(2)エチレン結合をもつ…
エノール化
- 栄養・生化学辞典
- ケト型の化合物が下記のようにエノール型の化合物になることをいう.
すいそか‐ぶつ〔スイソクワ‐〕【水素化物】
- デジタル大辞泉
- 水素とほかの元素との二元化合物。ただし、ふつう水素より電気陰性の強い元素との化合物は含めない。
ラセミ体【ラセミたい】
- 百科事典マイペディア
- 1対の対掌体の当量混合物。対掌体が分子化合物をつくっていることがしばしばあり,その場合はラセミ化合物ともいう。→光学異性
有機硫黄化合物 ゆうきいおうかごうぶつ organic sulfur compound
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 分子中に硫黄原子を含む有機化合物の総称。普通は硫黄原子が炭素原子と直接結合したものをいう。硫黄は2価,4価,6価の原子価を有し,それぞれ対応す…
カリウス法 カリウスホウ Carius method
- 化学辞典 第2版
- 有機化合物中のハロゲンおよび硫黄を分析する方法.有機化合物を発煙硝酸とともに封管中で,脂肪族化合物は170~200 ℃,芳香族化合物は250~300 ℃ で…
魚臭 (ぎょしゅう) fishy odor
- 改訂新版 世界大百科事典
- 魚介類に特有の臭い。魚臭は,生鮮臭,鮮度低下臭,調理加工臭に大別される。一般には,含硫化合物,脂肪酸,含窒素化合物,カルボニル化合物,アル…
てんねん‐ゆうきかごうぶつ〔‐イウキクワガフブツ〕【天然有機化合物】
- デジタル大辞泉
- 自然界に存在する有機化合物。動植物の生体で産するもののほか、生物の遺物に由来する石炭や石油も含まれる。
ていぶんし‐かごうぶつ〔‐クワガフブツ〕【低分子化合物】
- デジタル大辞泉
- 分子量の小さい化合物。分子量が1万以下のものを指すことが多い。
芳香族化合物【ほうこうぞくかごうぶつ】
- 百科事典マイペディア
- 分子内にベンゼン環やナフタレン環,ピリジン環などの芳香環を含む化合物の総称。ベンゼン,ナフタリンをはじめとして重要な有機化合物が多数ある。…
揮発性化合物
- 栄養・生化学辞典
- 常温常圧で揮発する化合物.
有機リン化合物
- 栄養・生化学辞典
- 有機リン剤ともいう(特に農薬の場合).リンを構成元素とする有機化合物.特に神経毒であるサリン,タブン,殺虫剤などに使われるリンを含む農薬…
さしき‐かごうぶつ(‥クヮガフブツ)【鎖式化合物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 有機化合物のうち、分子中の炭素原子が一列の鎖状につながっている構造をもつものをいう。脂肪族化合物。非環式化合物。鎖式体。
侵入型化合物 しんにゅうがたかごうぶつ interstitial compound
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 金属原子が結晶をつくるときの結晶格子(空間格子)のすきまにほかの小さな非金属元素(たとえば水素、ホウ素、炭素、窒素など)の原子が入り込んで…
ヨードニウム化合物 ヨードニウムカゴウブツ iodonium compound
- 化学辞典 第2版
- ヨウ素が2個のアルキル基,アリール基などと共有結合をし,共有結合原子価2の陽イオンの構造をなす化合物.一般式[RIR′]+ X-で表される.X=OHの化…
こうえねるぎーかごうぶつ【高エネルギー化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
だいかんじょうかごうぶつ【大環状化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典
とりふぇにるめちるきんぞくかごうぶつ【トリフェニルメチル金属化合物】
- 改訂新版 世界大百科事典