デジタル大辞泉
「おっかない」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
おっかな・い
〘形口〙
① 強力なもの、害を加えそうなもの、また、危険なことや望ましくない結果が起こりそうなことなどに対して、こわいと感じる。恐ろしい感じである。うかつに手を出せないと感じる。
※
浮世草子・好色二代男(1684)五「我おっかなくおぼしめさずばあふてたまはれ」
②
数量がすこぶる多い。また、見かけや表現などが大げさである。ぎょうぎょうしい。
※
洒落本・無駄酸辛甘(1785)「おっかねへさいくは、花色うるしの
硯箱にびいどろ細工のもじ障子」
[語誌]「日本言語地図」によれば、怖い、恐ろしいの意として、関西では「こわい」が、
東北、関東では「おっかない」が使われている。
語源は不明だが、
近世には、江戸語として「おっかない」が定着していたことが知られる。
おっかな‐が・る
〘自ラ五(四)〙
おっかな‐げ
〘形動〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報