即席(読み)ソクセキ

デジタル大辞泉 「即席」の意味・読み・例文・類語

そく‐せき【即席】

その場ですぐにすること。即座。「即席に作った小話
手間ひまのかからないこと。「即席ラーメン」
[類語]即刻即座即時即製同時言下直後直ちに早速すぐすぐさまとっさに俄か折り返しすかさず立ちどころにたちまち途端右から左瞬く間あっという間時を移さず間髪をれずリアルタイム

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精選版 日本国語大辞典 「即席」の意味・読み・例文・類語

そく‐せき【即席】

〘名〙
① ことをするのに手間のかからないこと。その場で手間をかけずに作ること。また、当座の間に合わせ。〔文明本節用集(室町中)〕 〔梁書‐蕭介伝〕
② (多く「に」を伴って副詞的に用いる) その場にのぞんですぐことをするさま。即座。すぐさま。
※玉塵抄(1563)七「即席に筆をひいてかいたぞ。一字でまりなをさぬぞ」
洒落本・無駄酸辛甘(1785)「うまいものを食たかあ、浜田やの即席に、長谷川のゆづけ」

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普及版 字通 「即席」の読み・字形・画数・意味

【即席】そくせき

その場。〔梁書、介伝〕初め高、後二十餘人を招し、置酒して詩を賦せしむ。臧盾詩のらざるを以て罰酒一斗、~顏色變ぜず。言笑自たり。介、を染めて(すなは)ちる。、加點する無し。高兩(ふたつ)ながら之れを美(ほ)めて曰く、臧盾の飮、介のは、席の美なりと。

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