大台町(読み)おおだいちよう

日本歴史地名大系 「大台町」の解説

大台町
おおだいちよう

面積:五五・一四平方キロ

多気郡の中央部に位置し、宮川とその支流大内山おおうちやま川の左岸に東西二一キロにわたり標高五〇―五〇〇メートルの山間に集落が形成されている。西は宮川みやがわ村に接し、北は山系を経て飯南いいなん飯南町および多気郡勢和せいわ村に、東は多気町および度会わたらい度会町に続き、南は宮川と大内山川を境として度会郡大宮おおみや町に接している。栃原とちはら地区には先土器時代の出張でばり遺跡や縄文時代の遺跡が多い。同地区を中心として古くから大台茶の産地として知られるが、町域の四分の三が森林であり林業も盛んである。

大台町
おおだいちよう

2006年1月10日:多気郡大台町・宮川村合併
【大台町】三重県:多気郡
【宮川村】三重県:多気郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大台町」の意味・わかりやすい解説

大台〔町〕
おおだい

三重県中部,宮川中・上流域を占める町。 1956年三瀬谷町と川添村合体して発足。 2006年宮川村と合体。町名は宮川源流のある大台ヶ原山にちなむ。町域の大部分山林で,古くから宮川を利用した木材集散地。 JR紀勢本線三瀬谷駅周辺に木材市場,製材所が集中。シイタケや大台茶を産する。宮川用水堰,三瀬谷ダム,宮川ダムがある。宮川ダムから上流は大杉谷 (国の天然記念物) が続き,吉野熊野国立公園に属する。中部から西部一帯は奥伊勢宮川峡県立自然公園に属し,国の特別天然記念物のニホンカモシカが生息する。熊野街道に沿って紀勢本線が通る。面積 362.86km2。人口 8668(2020)。

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