大筋(読み)オオスジ

デジタル大辞泉 「大筋」の意味・読み・例文・類語

おお‐すじ〔おほすぢ〕【大筋】

物事内容のだいたいのところ、また、基本的なところ。あらまし。大略。「話の大筋をつかむ」「大筋合意に達する」
[類語]概略概要大要あらまし概括粗筋大枠枠組みアウトラインフレーム骨格大局大綱骨組み目安大意大略大概概況あらかた輪郭縮図レジュメ抄録摘要提要梗概

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精選版 日本国語大辞典 「大筋」の意味・読み・例文・類語

おお‐すじ おほすぢ【大筋】

〘名〙
① 物の表面に現われた線のやや太いもの。太い縞。
宗湛日記‐慶長一〇年(1605)五月二五日「釜は古のかつき、肩に大筋あり。脇に小筋」
② 筋肉、腱の太いもの。
※三河物語(1626頃)三「あしの大すぢをきりて」
③ 物事の内容の大体のところ。また、根本的なところ。あらすじ。大略。大綱。
※玉塵抄(1563)六「仁義の大すぢの道は一ぞ」
④ 大きなウナギ
※歌舞伎・謎帯一寸徳兵衛(1811)中幕「『コレ、こんな大筋(オホスヂ)を四五本取ったワ』と手盥(てだらひ)の中の鰻を見せる」
和船部材の名称。弁才船など大型和船の垣立(かきだつ)を構成する二~五本の縦通材を筋といい、表垣立の最下部を通すもっとも幅の広い筋をいう。釘かくしの金具で装飾されるため、玉縁とも。〔森岡家文書‐要徳丸新艘帳(1844)〕

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