デジタル大辞泉
「大筋」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
おお‐すじ おほすぢ【大筋】
〘名〙
① 物の表面に現われた線のやや太いもの。太い縞。
※
宗湛日記‐慶長一〇年(1605)五月二五日「釜は古のかつき、肩に大筋あり。脇に小筋」
② 筋肉、腱の太いもの。
※三河物語(1626頃)三「
あしの大すぢをきりて」
③ 物事の内容の大体のところ。また、根本的なところ。あらすじ。大略。大綱。
※歌舞伎・謎帯一寸徳兵衛(1811)
中幕「『コレ、こんな大筋
(オホスヂ)を四五本取ったワ』と
手盥(てだらひ)の中の鰻を見せる」
⑤
和船の
部材の名称。弁才船など大型和船の垣立
(かきだつ)を構成する二~五本の縦通材を筋といい、表垣立の最下部を通すもっとも幅の広い筋をいう。釘かくしの
金具で装飾されるため、玉縁とも。〔森岡家文書‐要徳丸新艘帳(1844)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報