粗方(読み)あらかた

精選版 日本国語大辞典「粗方」の解説

あら‐かた【粗方】

〘名〙
① (形動) 気の配り方、手の入れ方などが細かい所まで行き届いていないさま。粗雑
※玉塵抄(1563)一五「此の時に畢公に命、周公のみやこを洛えうつされた。あらかたにあったをねんごろにわけ定めさせられたぞ」
② (副詞的に用いることが多い) ほとんど全部。だいたい。
※玉塵抄(1563)三五「方与にあらかた載せうぞ」
※蓬莱曲(1891)〈北村透谷〉一「物の理、世の態も、早や荒方(アラカタ)は窮め学びつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉「粗方」の解説

あら‐かた【粗方】

[名]
全部とまではいかなくても、ほぼそれに近い部分。大部分。「クラスの粗方が進学希望だ」
(副詞的に用いて)
㋐大部分。およそ。「仕事は粗方かたづいた」
㋑だいたいの数量をいうときに用いる。およそ。ざっと。あらあら。「参加人員は粗方五〇人だ」
[形動ナリ]手の入れ方などが細かい所まで行き届いていないさま。粗雑である。
「次公が注は―なり」〈四河入海・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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