忝い(読み)カタジケナイ

デジタル大辞泉 「忝い」の意味・読み・例文・類語

かたじけな・い【×忝い/辱い】

[形][文]かたじけな・し[ク]
もったいない。恐れ多い。「―・いお言葉」
身に受けた恩恵などに対して、感謝の念でいっぱいであるさま。身にすぎて、ありがたい。「ご好意のほどまことに―・く存じます」
恥ずかしい。面目ない。
百姓おほみたからおもへらくも恥づかし―・し」〈続紀宣命・五四詔〉
[派生]かたじけながる[動ラ五]かたじけなさ[名]
[類語]有り難いもったいない恐れ多いうれしい恐縮幸甚謝る謝するわびわび言平謝り陳謝謝罪多謝わびる恐懼恐れ入る痛み入る心苦しい身に余る過分かしこまる畏れる謹むしゃちほこばる固くなる縮こまる小さくなるまじめ腐る身の縮む思い畏怖

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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