身に余る(読み)ミニアマル

デジタル大辞泉 「身に余る」の意味・読み・例文・類語

あま・る

処遇自分身分業績を超えてよすぎる。過分である。身に過ぎる。「―・るお言葉」「―・る光栄
与えられた仕事責任が自分の能力に比べて重すぎる。「―・る大役
[類語]恐縮有り難い謝る謝するわびわび言平謝り陳謝謝罪多謝わびるかたじけないうれしいもったいないおそれ多い幸甚恐懼きょうく恐れ入る痛み入る心苦しい過分かしこまる畏れる謹むしゃちほこばる固くなる縮こまる小さくなるまじめ腐る身の縮む思い畏怖恩義恩に着る頭を下げる腰をかがめる平身低頭身に過ぎる三拝九拝深謝感謝拝謝万謝謝意謝恩感佩かんぱいかしこくも感恩有り難がる言葉に甘えるお言葉に甘える厚意多とする感極まる感じ入る感に堪えない身に染みる思いやり

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精選版 日本国語大辞典 「身に余る」の意味・読み・例文・類語

み【身】 に 余(あま)

  1. 分不相応である。過分である。身に過ぎる。
    1. [初出の実例]「君の御徳には、うれしく、おもだたしきことをも、身にあまりて、並びなく思ひ侍り」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜上)
  2. 負担が大き過ぎて、自分の身には耐えられなくなる。
    1. [初出の実例]「わがおもひみにあまりぬやむねをやくこれよりまさるころはあらじな」(出典:順集(983頃))

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